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これから転職活動を始める人に…自分の市場価値を知る5つの方法とは?

ichiniki

おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。

本日は、転職活動の第一歩として自分の市場価値を知る方法を紹介します。

こんな人にオススメ
  • 自分の市場価値を知りたい
  • 今の職場に不満がある
  • 転職を考え始めている
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はじめに

転職活動を始めるとき、多くの人がまず悩むのが「自分は市場でどのくらい評価されるのだろう?」という点です。

職務経歴書を書いてみたものの、

  • どこをアピールすれば良いのか分からない
  • 応募先企業のレベル感が合っているのか自信が持てない

そんな不安を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

そんな時こそ重要になるのが「自分の市場価値を正しく知ること」です。

市場価値とは、自分が持つスキルや経験、実績、専門性をもとに、転職市場でどれだけ魅力的な人材と見なされるかを示す尺度です。

これを把握しておくことで、自信を持って応募先を選び、より納得のいくキャリアを築くための道筋が見えてきます。

この記事では、自分の市場価値を知るための考え方やメリット、そして具体的な方法について解説していきます。

そもそも市場価値とは?

市場価値とは、転職市場や労働市場において「どれだけ需要がある人材か」を示す指標です。

企業側が「この人を雇いたい」と思うかどうかに直結するもので、年収やポジションにも大きな影響を与えます。

市場価値は、スキル・経験・実績だけでなく、柔軟性や適応力、コミュニケーション能力などの「総合的な魅力」で決まります。

同じ職種でも「リーダー経験がある人」と「与えられた仕事をこなすだけの人」では評価が大きく異なります。

自分の市場価値を正しく理解し、高めていくことが、キャリアアップや転職成功の鍵となるのです。

市場価値はどのように決まる?計算式は?

まずそもそも市場価値はどのようにしてきまるのでしょうか?

転職市場における「市場価値」は、自分の強みや魅力を客観的に示す指標です。

その価値は、「スキル」×「経験」×「実績」×「専門性」という4つの要素の掛け合わせで構成されます。

市場価値の計算式

市場価値=「スキル」×「経験」×「実績」×「専門性」

例えば、

  • プログラミングスキルが高く(スキル)
  • 10年以上のエンジニア経験があり(経験)
  • 大規模プロジェクトを成功させた実績を持ち(実績)
  • AI領域に特化している(専門性)

ような人材であれば、企業からの評価は非常に高くなります。

逆に、どれか一つが欠けると評価が大きく下がる可能性もあります。

つまり、自分の市場価値を正しく測るには、これら4つの観点から自己分析を行う必要があります。

それぞれの要素は単体でも大切ですが、掛け合わせることでより希少性の高い存在になり、市場価値を飛躍的に高めることができるのです。

なぜ市場価値がそこまで求められるのか?

背景には転職者数が拡大している市場の変化があります。

厚生労働省の調査データを見ても転職数は増加傾向にあり、「2023年には328万人」に上ります。

■転職者数の推移(万人)

引用:厚生労働省

このように、転職市場は売り手優位な側面もありますが、だからといって誰もが歓迎されるわけではありません。

少子高齢化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速により、企業は即戦力や変化に対応できる人材を求める傾向が強まっています。

2020年代以降は、単に年数を重ねた人よりも「何ができるか」「どんな実績を出してきたか」が重視されるようになりました。

時代の変化に合わせて、常に自分の価値を見直す姿勢が求められているのです。

市場価値を知ることのメリット

では、市場価値を知ることで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

メリット①:キャリアプランが明確になる

市場価値を知ることは、今後のキャリア設計において大きな指針となります。

現在の自分がどのレベルに位置しているのか、どんな分野に強みがあるのかを明確にすることで、今後目指すべきキャリアの方向性が自然と見えてきます。

たとえば、「マネジメント経験はあるが専門スキルが弱い」と分かれば、スキル習得を目標に据えた行動が可能になります。

漠然と「転職したい」と考えるのではなく、具体的な目標を持って行動できるようになる点は、長期的なキャリア構築において非常に有益です。

自己分析と市場分析を重ねることで、理想と現実のギャップを埋めやすくなり、自信を持った意思決定ができるようになります。

メリット②:背伸びしすぎない適切な企業に応募できる

市場価値を把握することで、自分に合った企業選びがしやすくなります。

過大評価により高望みしてしまうと、選考に通らず自信を失いがちですし、逆に過小評価してしまうと、能力を活かせない職場に収まりかねません。

同じ職種でも企業によって求めるスキルやレベル感は異なります。

自身のスキルセットと企業のニーズを照らし合わせることで、「今の自分ならこの企業がベストだ」と判断できるようになります。

また、適切なマッチングは入社後のミスマッチを防ぐだけでなく、企業からの評価も高く、よりスムーズな転職活動につながります。

無理なく自然体で挑める転職は、結果として成功率も上がるのです。

メリット③:内定の確立が上がる

市場価値を理解している人材は、企業側にとっても魅力的に映ります。

なぜなら、自分の強みや貢献できるポイントを明確にアピールできるからです。

採用担当者は「この人は何ができるのか」「どんな成果を出してきたのか」を重視します。

そのため、面接で市場価値に基づいた自己PRができれば、説得力が増し、他の候補者との差別化につながります。

たとえば、「売上改善に貢献したデータ分析スキル」や「特定分野に特化した技術力」などは、企業ニーズと合致すれば即戦力として歓迎されます。

市場価値の根拠が明確であるほど、面接官に安心感を与えることができ、結果として内定獲得の可能性が高まります。

市場価値を知る方法

自分の市場価値を正確に把握するには、多角的なアプローチが必要です。

単なる自己判断ではなく、客観的なデータや他者からの評価を取り入れることで、より実態に近い価値が見えてきます。

ここでは市場価値を知るための5つの具体的な方法を紹介していきます。

前提として市場価値を知るにはまず自己分析を徹底すること

市場価値を知るための第一歩は、自己分析の徹底です。

スキルや経験、実績、志向性といった自身のリソースを棚卸しすることで、どのような企業や業界に通用するのかを明確にできます。

たとえば、「人をまとめるのが得意」と感じている人でも、それが実際にプロジェクトマネジメントとして成果を上げた経験なのか、それとも単なる性格的な特徴なのかで、市場評価は大きく異なります。

自己分析には、過去の職務経歴書や評価資料をもとに「具体的に何をして、どんな成果を上げたか」を言語化する作業が欠かせません。

これができて初めて、他の手段と組み合わせた客観的な価値測定が可能になるのです。

方法①:ネットで自身の職種の平均年収から市場価値を調べる

市場価値の目安を知る方法のひとつが、インターネットで職種別の平均年収を調べることです。

例えば「営業職 年収 平均」や「Webマーケター 年収」と検索すれば、業界ごとの統計データや調査結果を見つけることができます。

特に「doda」「マイナビ転職」「転職会議」などの大手サイトは、定期的に職種・業界別の年収調査を公開しており、信頼性が高いです。

ただしこれはあくまで「平均値」なので、年齢や地域、企業規模によっても変動します。

自分のスキルセットや経験と照らし合わせながら、あくまで参考データとして活用しましょう。

現状の自分がどの位置にいるのかを知る第一歩になります。

方法②:求人サイトの無料診断に登録する

転職サイトが提供する「市場価値診断」や「年収診断」といった無料ツールも有効な手段です。

例えば「ミイダス」や「doda年収査定」などは、職歴やスキル、経験年数を入力することで、自動的に推定年収や想定オファー年収を算出してくれます。

これにより、自分と類似するキャリアを持つ人材が市場でどの程度評価されているかが可視化され、客観的な判断材料が得られます。

複数の診断結果を比較することで、より現実的な市場価値が見えてくるでしょう。

なお、無料診断ツールのオススメは↓の記事で紹介しています。

ぜひ参考にしてください。

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方法③:転職エージェントのフィードバックを受ける

転職エージェントに相談するのも非常に有効な方法です。

キャリアアドバイザーは数多くの転職事例を見てきているため、あなたの経験やスキルが市場でどう評価されるかを的確にフィードバックしてくれます。

たとえば、同じ業界・年齢層の人がどのような企業に内定しているか、自分の強みがどの企業で活かせるかなど、個別性の高い情報が得られます。

また、履歴書や職務経歴書を添削してもらうことで、自分では気づけない強みやアピールポイントが明確になることも転職エージェントを活用するメリットです。

特に初めての転職活動では、自分一人での判断が偏りがちになるため、プロの視点を取り入れることが成功への近道となります。

なお、転職エージェントのオススメは↓の記事で紹介しています。

ぜひ参考にしてください。

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方法④:実際に転職活動を行い評価を受けてみる

もっともリアルな市場価値を知る方法のひとつが、実際に転職活動を始めてみることです。

書類選考や面接を通して、どの企業からどのような評価を受けるかを体感することで、現在の自分の市場での立ち位置が明確になります。

たとえば、「書類は通るが面接で落ちる」場合は、伝え方に課題がある可能性がありますし、「書類が通らない」ならばスキル不足か、応募先のレベルが合っていないかもしれません。

このように、応募と選考のプロセス自体がフィードバックの宝庫なのです。

ただし、リスクを避けたい場合は、在職中に情報収集目的で動いてみる「転職準備活動」として取り組むのがおすすめです。

方法⑤:副業などで他の企業で働いてみる

副業を通じて他社で働く経験は、リアルな市場価値を実感する非常に有効な方法です。

副業案件に応募し採用されるか、実際に成果を求められたときにどのように評価されるかを体験することで、今の自分がどのレベルの市場価値を持っているのかが具体的に分かります。

たとえば、週末だけWebライターの副業を始め、継続依頼や高単価案件が増えた場合、それは市場から一定の評価を得ている証拠です。

副業は本業とは異なる業界や企業文化に触れるチャンスでもあり、自分のスキルが他の場でも通用するかを見極める上で非常に有益です。

また、失敗してもダメージが少ない点も魅力で、気軽にチャレンジできる価値ある手段です。

まとめ

本日は、転職活動の第一歩として自分の市場価値を知る方法を紹介しました。

市場価値を知る方法
  • 方法①:ネットで自身の職種の平均年収から市場価値を調べる
  • 方法②:求人サイトの無料診断に登録する
  • 方法③:転職エージェントのフィードバックを受ける
  • 方法④:実際に転職活動を行い評価を受けてみる
  • 方法⑤:副業などで他の企業で働いてみる

転職活動において「自分の市場価値を知る」ことは、ただ企業に応募するだけでなく、キャリア全体を見直す大きなチャンスでもあります。

スキル・経験・実績・専門性の4つの要素をもとに自己分析を行い、客観的なデータや他者のフィードバックを取り入れることで、あなたの現在の立ち位置が明確になります。

今回ご紹介した方法はを、ぜひ一つでも試してみて、納得のいく転職活動の第一歩を踏み出してみてください。

あなたのキャリアにとって、新たな可能性が広がるはずです。

以上、タカヒデでした。

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ABOUT ME
タカヒデ
タカヒデ
キャリアに悩む30代
大手通信会社で働く34歳サラリーマン
25歳ごろからサラリーマンとしての働き方に不満があり、投資や副業に挑戦
その中で手に入れた知識を同じようにキャリアに悩む人に共有していきます

現在は「将来起業をすること」を目標に仕事の合間を縫って挑戦中
・X:@takahide_san
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