つい後回しにしてしまう…行動力が無い人の特徴と高めるための方法とは?

おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。
本日は、つい後回しにしてしまう…そんな方に行動力が無い人の特徴と高めるための方法を紹介します。
- なかなか仕事や勉強が始められない
- やる気によって左右されやすい
- 自分を変えたいと思うが続かない
はじめに
「やらなきゃいけないのは分かっているけど、手が動かない…」
「今日こそやるつもりが気づいたら夜になっていた…」
このように、やるべきことをつい後回しにしてしまう自分に、嫌気がさした経験はないでしょうか?
意志が弱いから、能力が足りないから、そう自分を責めてしまいがちですが、それだけが原因とは限りません。
行動できない背景には、思考のクセや心理的なブレーキが隠れていることがあります。
本記事では、行動力がない人の特徴を掘り下げたうえで、それによって起こるデメリット、そして今日から実践できる改善方法を紹介しています。
「もっと動ける自分になりたい」と思う方は、ぜひ最後までお読みください。
仕事ができる人の条件、第1位は「行動力がある人」
どれだけ知識やスキルがあっても、それを「実行」に移せなければ、成果には結びつきません。
実際、マイナビスカウティングが行った、仕事ができる人の条件第1位に「行動力がある」人が挙がっています。
■仕事ができる人の条件

行動力がある人は、迷わずにまず一歩踏み出します。たとえ100%の準備が整っていなくても、やりながら修正し、成長していくのです。
逆に行動しない人は、「いつかやろう」と考え続けたまま、何も進まずに終わってしまうことも少なくありません。
だからこそ、「行動力」は、能力や経験以上に重要視されるビジネススキルなのです。
要注意!行動力が無い人の特徴とは?
では、具体的に行動力が無い人にはどのような特徴があるのでしょうか?
行動力が無い人には、いくつか共通した特徴があります。
まずは「なぜ自分は行動できないのか」を冷静に見つめるためにも、具体的な特徴を見ていきましょう。
自分に当てはまる項目があるか、ぜひ確認してみてください。
特徴①:変化を望まない
現状維持を好む人は、新しい行動を起こすことに強い抵抗感を抱きます。
「今のやり方で特に困っていないから」「今のままで安定しているから」と考えて、変化を避けようとします。
人間の脳はそもそも変化をストレスと捉える性質があるため、無意識のうちに「変わらない」選択を取りがちです。
しかし、現代の社会では変化に柔軟に対応できることが求められます。
自身に変化を拒むクセが無いか、あらためて考えてみましょう。
特徴②:優柔不断である
「選択肢があるとなかなか決められない」
そんな優柔不断さも行動力を阻む要因です。
たとえば「A案とB案、どちらがいいか迷っているうちに締切が過ぎてしまった」「飲食店選びですら決められない」といった経験はありませんか?
そんな優柔不断な人は、考えすぎてしまい行動に移せないことがあります。
自分で判断をすることができない方は注意が必要です。
特徴③:失敗することを恐れてしまう
失敗を極端に恐れる人は、新しいことに挑戦する前にブレーキをかけてしまいます。
「やってみて失敗したらどうしよう」「評価が下がったら嫌だ」といった不安が頭をよぎり、結局何もしないという選択をしてしまうのです。
失敗しないために計画を立てることは必要です。
しかし失敗を恐れすぎてしまうと前に踏み出せなくなってしまうため注意しましょう。
特徴④:自分に自信が無い
自己肯定感が低い人は、「自分には無理だろう」「どうせやっても失敗する」と最初から諦めてしまう傾向があります。
新しいキャリアや副業の挑戦に興味があっても、「自分にはスキルが足りない」「向いていない」と考え行動を止めてしまうのです。
こうした思考により、行動を起こす以前にチャンスそのものを潰してしまいます。
特徴⑤:行動する前にあれこれ考えてしまう
慎重さは時に重要ですが、行動前に考えすぎるのは行動力を下げる原因になります。
「本当にこれでいいのか」「もっといい方法があるのでは?」と迷い続けると、思考が堂々巡りになり、結果的に何もできなくなってしまいます。
これは「完璧主義」の一種でもあり、行動前にすべてのリスクを潰そうとする傾向が強い人ほど陥りがちです。
失敗を恐れてしまう人とよく似た特徴ですが注意しましょう。
特徴⑥:周りの目や評価を気にする
「他人にどう思われるか」が気になって行動できない人も多くいます。
「失敗したら恥ずかしい」「周囲に否定されたらどうしよう」といった思いが先行してしまい、自分の本音よりも周囲からの見られ方を優先してしまうのです。
会議でアイデアがあっても「笑われたらどうしよう」と発言を控えてしまったり、SNSで発信したいことがあっても「誰も見てくれなかったら…」と投稿を躊躇したり。
このような思考は、他人に評価されることを前提にした行動スタイルであり、自分らしさを奪ってしまいます。
行動力だけでなく、本当にやりたいこともやれなくなってしまわないようにしましょう。
特徴⑦:なんでも先延ばしにしてしまう
「今日じゃなくてもいいや」「明日やればいいか」といった思考は、行動力を著しく下げてしまいます。
先延ばしは、積み重なることで時間も信頼も失ってしまうリスクがあるため注意が必要です。
メールの返信を後回しにしてトラブルになる、申請書類の提出を忘れて機会を逃すなど、ビジネスにおいて致命的なミスに繋がることもあります。
「やる気が出たらやる」「完璧に準備が整ってから」と考える傾向がある人は、先延ばし癖の可能性があるため気を付けましょう。
行動力が無い場合に起こるデメリット
行動力がない状態を放置してしまうと、目の前の機会を逃すだけでなく、長期的にはキャリアや人生に大きな悪影響を及ぼすことになります。
ここでは、行動力がないことによって生じる代表的な4つのデメリットを紹介します。
当てはまるものがある場合は、早めに対処を始めましょう。
デメリット①:チャンスを逃してしまう
行動しなければ、せっかくのチャンスも自分の手に入ることはありません。
社内で新しいプロジェクトメンバーを募集していたとしても、「自信がない」「忙しいかも」といった理由で手を挙げなければ、他の人がチャンスを手にするだけです。
チャンスというのは、準備が整った人にだけ訪れるのではなく、「動いた人」に与えられるものです。
チャンスはいつでも平等にあるわけではなく、タイミングを逃せば二度と来ないこともあります。
だからこそ、迷った時こそ一歩踏み出す勇気が必要なのです。
デメリット②:自分の成長が止まってしまう
行動しないということは、経験を積む機会を失うということでもあります。
人は「実際にやってみたこと」から最も深く学びます。
逆に、頭の中だけで考えていても、成長にはつながりません。
「転職に興味がある」と思っているだけでは何も変わりませんが、実際に求人を調べたり、面接を受けたりすることで初めて、スキルの棚卸しや市場価値の認識といった学びが得られます。
また、行動から得られる失敗すらも、成長に欠かせない要素です。
動かないことは、自分の成長を止めるブレーキにしかなり得ないことを理解しましょう。
デメリット③:業務・タスクが前に進まない
仕事においては、手を動かさなければ前に進みません。
どれだけ会議で業務の改善案を出しても、それを実際に行動に移さなければ業務は前に進まないのです。
行動力がない人は、「まだ考え中です」「調べてからやります」と準備ばかりに時間を費やし、実行に移すまでに膨大な時間をかけてしまう傾向があります。
その間にもタスクは溜まり、次から次へと業務が増えてしまいます。
たとえば、資料作成においても「完璧にやろう」と考えすぎて締切ギリギリになるよりも、まずラフな形でも提出してフィードバックを受けた方が、結果的に早く質の高いものが仕上がります。
動かないことは、業務の停滞だけでなく、評価の低下にも直結するのです。
デメリット④:悲観的になる
行動しない状態が続くと、気持ちが内向きになり、自己肯定感が下がっていきます。
「またやれなかった」「自分には無理だ」とネガティブな感情にとらわれてしまうのです。
これは、行動できなかった自分を責めてしまう心理から来るもので、その結果、さらに動けなくなるという悪循環が生まれます。
「ダイエットを始めたいけど続かない」「勉強を始めたいけどやれない」といった状態が長引くと、自分自身に対する信頼が失われ、何事に対しても後ろ向きな気持ちになってしまうのです。
小さな行動でも積み重ねていくことで、成功体験を増やし、前向きな自分を取り戻すことができます。
悲観的な状態を断ち切るには、「まず動いてみる」ことが最も効果的です。
行動力を高めるための方法とは?
行動力は「生まれつきの資質」ではありません。
適切な方法と意識づけ次第で、誰でも少しずつ高めていくことができます。
ここでは、具体的に行動力を高めるための6つの方法を紹介します。
これらを実践していくことで、「やらなきゃ…でも動けない」と悩む時間が減り、「すぐ動ける自分」に近づいていくはずです。
方法①:逆算してスケジュールを立てる
行動力を高めるには、「ゴール」から逆算する考え方が非常に有効です。
たとえば「6ヶ月以内に資格試験に合格する」と決めたら、そのために今日やるべきことが自然と明確になります。
逆に、目標が曖昧なままだと「今日は何から始めよう?」と迷いが生じ、結局何も手をつけずに1日が終わってしまうことになりかねません。
行動力がある人は、目的地がはっきりしており、そこに向けて「いつ・何を・どれだけやるか」を具体的に決めています。
逆算スケジュールを立てることで、行動の優先順位が明確になり、今すぐ動く理由も生まれるのです
方法②:あらゆることに締め切りを決める
人は期限があると行動する生き物です。
だからこそ、行動力を高めたいなら、すべてのタスクに「締め切り」を設定することが効果的です。
「部屋を片付けよう」と漠然と考えていても、締め切りがないと後回しになります。
しかし「土曜日に友人が遊びにくる」と決めれば、自然とそれまでに片付けを終わらせようと動くことができます。
仕事も同様で、「余裕があるから後でやろう」と思った瞬間に、行動力は低下します。
逆に、自分で期限を決めて手帳やカレンダーに書き込むことで、緊張感が生まれ、行動の起点を作ることができます。
特に自主的な目標には、あえて自分の中での締め切りを設定することで、怠け癖を断ち切る効果が期待できます。
方法③:目標ややりたいことを宣言してしまう
人は他人に宣言することで、自分にプレッシャーをかけることができます。
「ダイエットする」「ブログを始める」「英語を勉強する」といった目標も、頭の中に留めておくだけではなかなか実行に移せません。
しかし、友人や家族、SNSなどで「今月中に10記事書く」と宣言すれば、それを達成しようとする心理が働き、行動に移しやすくなります。
これは「パブリック・コミットメント効果」とも呼ばれ、社会心理学でも認められた行動原理です。
とくに自分一人だとサボりやすい目標には有効です。
成果報告を習慣にすることで、周囲からの応援やフィードバックも得られ、モチベーション維持にもつながります。
恥ずかしがらずに、まずは周囲の人に宣言することから始めてみましょう。
方法④:小さなことだけやってみる
行動力を育てるには、「完璧を求めない」ことが重要です。
「やるならしっかりやらなきゃ」と思うと、かえって動けなくなります。
そこでおすすめなのが「小さなことだけやってみる」習慣です。
たとえば、「今日は机の上だけ片付けよう」「参考書の最初の1ページだけ読もう」といった、すぐに終わるタスクから始めます。
このような「ミニマム行動」を積み重ねることで、心理的なハードルが下がり、気づけば集中して取り組めていたということも少なくありません。
行動においてもっともエネルギーを使うのは「最初の一歩」です。
その一歩のハードルを下げれば、あとは自然に続けることができます。
「小さく始める」ことこそが大きな成果へつなげることができるのです。
方法⑤:行動しながら考える
完璧な準備が整うまで待っていたら、永遠に行動できないこともあります。
むしろ「やりながら考える」スタンスのほうが、結果的にうまくいくことが多いのです。
行動の中で得られる情報や気づきは、計画段階では予測できないものばかり。
たとえば、新しいビジネスアイデアを考えているなら、まずはSNSで発信して反応を見たり、試作品を小規模に出してみる方が、圧倒的に学びが深まります。
行動こそが最良の情報源であり、考え続けているだけでは見えてこない世界があります。
「正解を出してから動く」のではなく、「動きながら正解に近づく」意識を持つことが、現代における行動力の本質です。
まずは手を動かすことを意識してみましょう。
方法⑥:今日が人生最後の日だと思って過ごす
もし「今日が人生最後の日」だとしたら、あなたは何をしますか?
この問いを日常に取り入れることで、行動に対する迷いが減り、決断のスピードが上がります。
「また今度やればいい」「そのうち始めよう」といった先延ばしの癖を断ち切るのに、非常に効果的なマインドセットです。
誰かに感謝を伝える、やりたかった趣味を始める、気になっていた勉強に手をつけるなど、本当に大切なことに時間を使えるようになります。
スティーブ・ジョブズも生前、「今日が最後の日でも同じ行動をするか?」と問い続けていたようです。
人生は有限です。
この意識を持つことで、日々の行動が変わり、充実した毎日を過ごすことができるでしょう。
まとめ
本日は、つい後回しにしてしまう…そんな方に行動力が無い人の特徴と高めるための方法を紹介しました。
- 方法①:逆算してスケジュールを立てる
- 方法②:あらゆることに締め切りを決める
- 方法③:目標ややりたいことを宣言してしまう
- 方法④:小さなことだけやってみる
- 方法⑤:行動しながら考える
- 方法⑥:今日が人生最後の日だと思って過ごす
行動力がある人とない人の差は、才能ではなく「行動を起こすかどうか」というシンプルな一点に集約されます。
たとえ不安や迷いがあっても、一歩を踏み出す人は経験を積み、成長し、さらに次のチャンスを得ることができます。
逆に、立ち止まり続ける人は、気づかないうちに多くの可能性を手放してしまっています。
大切なのは、「まずやってみる」ことです。
そして、「明日やる」ではなく、「今日この瞬間から動く」ことです。
もし今、「変わりたい」と思っているのなら、その思いを無駄にしないでください。
この記事を読んだ今から行動されることを願っています。
以上、タカヒデでした。