自分を知るための「私」を構成する8つの要素とは『スピリチュアルズ』からの学び
おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。
本日は、『スピリチュアルズ』から、自分を知るために「私」を構成する8つの要素について学びます。
- 自分自身を知りたい
- 自己分析をするところである
- 私が何者なのか興味がある
「私」を知ることのメリットとは
「私」を知ることは、自分自身や他者の行動を理解するための新たな視点を得ることができます。
- なぜ自分はこんなふうなのか
- あの人とはなぜ分かり合えないのか
といった、誰もが漠然と感じていた日常の疑問にこたえることになります。
- キャリアにおける自己分析
- 社会における人間関係の悩み解消
このような自身のキャリアにおける悩み解消の助けになるかもしれません。
「私」を知ることで、自己理解・他者理解を深めていきましょう。
「私」を構成する8つの要素
では実際に、「私」を構成する8つの要素についてみていきましょう。
- 外向的/内向的
- 楽観的/悲観的
- 同調性
- 共感力
- 堅実性
- 経験への開放性
- 知能
- 外見
以上8つの要素です。
「私」はこれらの要素の組み合わせです。
1つの要素だけでなく8つの要素が組み合わさっていることを理解しておきましょう。
ではそれぞれの要素を見ていきます。
1:外向的/内向的
1つ目の要素は「外向的/内向的」です。
この要素は明るいか、暗いかを表しています。
外向的な人は、刺激に対して鈍感なため、覚醒度を上げようとして強い刺激を求めます。
- クラブで遊ぶ
- パーティで知らない人と知り合う
- バンジージャンプやスカイダイビングに挑戦する
これらは外向的なタイプの特徴です。
ここまで強い刺激を求めるのは、それだけ覚醒度が低いからで、覚醒度を最適レベルに引き上げるためにこれだけの刺激が必要となります。
一方、内向的な人は、刺激に対して敏感なため、覚醒度を下げようとして強い刺激を避けます。
- 図書館のような静かな空間を好む
- 人の集まるパーティを避ける
- 初めての人との会話に疲れる
このような特徴があります。
元々覚醒度が高いため、刺激を避けることで、覚醒度を最適レベルに押し戻しています。
2:楽観的/悲観的
2つ目の要素は「楽観的/悲観的」です。
この要素は精神的に安定しているか、神経質かを表しています。
私たちは常に、過去や未来についてシミュレーションをしています。
精神的に安定している人は、このシミュレーションが「楽観」の方向に傾いており、神経質な人は「悲観」の方向に傾いています。
人は基本的には楽観主義です。
多くの場合、恋愛や仕事など何であれ、「私は平均以上だ」と感じていますが、これは楽観的な人の方うまくいくためです。
楽観的な人は健康で長生きし、悲観的な人は病気がちで短命という傾向もあります。
これだけ聞くと、悲観的なことに良い要素は無いようにも見えますが、そうとも言い切れません。
楽観的な人は他人に責任を転嫁する「自己中心的」な考え方であり、現実を自分に都合よく解釈しています。
一方、悲観的な人は自分で責任を引き受けようとする「利他主義者」であり、現実を正しく解釈しているとも言うことができ、課題に対して正確な答えを導き出すことができるのです。
3:同調性
3つ目の要素は「同調性」です。
この要素はみんなと一緒にやっていけるか、自分勝手かを表しています。
集団の中で質問を受けた時、自分は「Yes」と思っていたとしても、周りが全員「No」と言っていると、自分の意見を「No」に変えてしまう。
といった経験をしたことがある人も多いと思います。
これが「同調圧力」というものです。
同調性の強い人は組織に従順で、長いものに巻かれるタイプと言えます。
一方、同調性が低い人は組織に反抗し、はぐれ者になるタイプです。
多くの人は同調性が高いものです。
それは人が社会化された動物であるため、コミュニティに属していないと生きていくことができないことから当然であるともいえます。
4:共感力
4つ目の要素は「共感力」です。
この要素は相手に共感できるか、冷淡かを表しています。
共感力は、相手と感情を一致させる能力であり、映画やドラマを見て涙を流すように、相手の気持ちを自分に重ね合わせることができます。
共感力が高いと、他人の微妙な感情の変化を素早く察知し、その人と一緒に泣いたり笑ったりすることができます。
一方、共感力が低いと冷血であると思われてしまいますが、医師のように冷静な判断をしながら手術をする場合においては十分にメリットがあります。
また、一般的には女性の方が共感力は高く、男性の方が共感力は低いという男女差も発生するのが共感力の特徴です。
5:堅実性
5つ目の要素は「堅実性」です。
この要素は信頼できるか、あてにならないかを表しています。
堅実性の高い人は、未来の自分を大切にし、堅実性の低い人は今の自分を大切にします。
これらはお金で表されることが多いです。
1年後に10,000円もらえると約束するか、今すぐ5,000円もらえるか選ぶとした際に、堅実性の高い人は「1年後の10,000円」をとり、堅実性の低い人は「今すぐの5,000円」を取ります。
この堅実性は、必ずしも生まれながら持ったものではなく、生まれ育った環境にも影響されます。
厳しい経済環境で育った人は堅実性が低くなってしまいがちです。
堅実性が低いと、
- 衝動的
- 不真面目
- いい加減
といったネガティブな印象を与えてしまいますが、革命家や芸術家として成功するタイプもいることが特徴です。
6:経験への開放性
6つ目の要素は「経験への開放性」です。
この要素は面白いか、つまらないかを表しています。
経験への開放性が高いと、普通の人では思いつかないようなアイデアが思い浮かぶなど、想像力が豊かです。
作家や芸術家に多いのがそのタイプです。
一方、経験への開放性が低いとそういった想像力は働きにくく、ユニークなアイデアは思い浮かびにくい特徴があります。
行政書士や裁判官のように、一切の比喩を使わず、誰もが理解できる文章を作成できるタイプです。
この経験への開放性は、美や芸術といった文化的な部分に関係している要素となります。
7:知能
7つ目の要素は「知能」です。
この要素は賢いか、そうでないかを表しています。
この世は知的社会なため、知的であるということは「私」という人間に大きな影響力を与えます。
男女差をみると、男性は数学や論理的知能といった、空間把握能力に優れています。
一方、女性は言語的能力に優れている。
といった特徴があります。
8:外見
8つ目の要素は「外見」です。
この要素は魅力的か、そうでないかを表しています。
その名の通り外見がどうかなので、「私」という人間に与える影響は大きいです。
顔立ちが良いと
- 好意的な扱いを受ける
- 人に好かれやすい
- 優秀だとみなされやすい
といった研究結果もあります。
特に思春期以降の若者にとっては大きな影響を与えます。
以上8つの要素です。
ここまで、「私」を構成する8つの要素をお伝えしてきましたが、「私」はそれぞれの要素の組み合わせであり、多くの場合は平均に寄ってきます。
「やや外向的だが、やや悲観的」のように、すべての要素が極端な特徴として表れるわけではない点にも注意するようにしましょう。
まとめ
本日は、『スピリチュアルズ』から、自分を知るために「私」を構成する8つの要素について学びました。
- 「私」を知ることは、自分や他者の行動を理解するための新たな視点を得ることができる
- 「私」を構成する8つの要素
- 1:外向的/内向的…明るいか、暗いか
- 2:楽観的/悲観的…精神的に安定しているか、神経質か
- 3:同調性…みんなと一緒にやっていけるか、自分勝手か
- 4:共感力…相手に共感できるか、冷淡か
- 5:堅実性…信頼できるか、あてにならないか
- 6:経験への開放性…面白いか、つまらないか
- 7:知能…賢いか、そうでないか
- 8:外見…魅力的か、そうでないか
以上、タカヒデでした。