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問題・課題を見つけるためのフレームワークを紹介(As is/To be・ロジックツリー・緊急度/重要度マトリクス)

ichiniki

おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。

本日は、小野義直さん、宮田匠さんの著書『ビジネスフレームワーク図鑑』を参考に、ビジネスをより効率的にすすめていくべく、問題・課題発見のためのフレームワークを紹介します。

こんな人にオススメ
  • 仕事や業務を効率的にすすめたい
  • 日々業務に追われ時間がとれない
  • 物事の課題の本質を見つけることが苦手だ

問題のあぶり出し:As is/To be

まずは、問題をあぶり出すためのフレームワークです。

ここでは、「As is/To be」を紹介します。

このフレームワークは現状(As is)とあるべき姿(To be)との間にあるギャップを可視化することで、そのギャップを埋めるための方法を考えていくものです。

手順
  • あるべき理想の姿を描く
    …自分の未来を創造し、ありたい姿を描く
  • 現状を整理する
    …理想の姿に対し、現在どのような状況にあるのかを書き出す
  • ギャップを分析する
    …理想と現状との間にあるギャップを分析する

「自分が到達したい、あるべき理想の姿を言語化できているか」、「現状を正確に理解し、何が問題であるかを把握できているか」という観点で検討できるとよいです。

ここで1つ注意点として、問題・課題の違いを整理しておきます

(例)売上を月1,000万円にしたい

  • 問題:現状とのギャップ(300万円不足している 等)
  • 課題:問題を解決するための具体的取組(営業先を5社増やす 等)

「As is/To be」の手順③「ギャップを分析する」において、分析したギャップが「問題」となります。

この問題に対して、「6W2H」や「なぜなぜ分析」というフレームワークを用いて深堀していきます。

(上記分析フレームワークについては別のタイミングでご紹介できればと思います)

問題の整理:ロジックツリー

次に問題を整理するフレームワークです。

先ほど行った問題のあぶり出しができたら、その問題を整理し、課題の設定を行い、解決策の方向性を検討します。

ここでは「ロジックツリー」を紹介します。

このフレームワークは、物事を分解して考えていくことで、「全体」と「部分」を網羅的に整理します。

手順
  • 問題を設定
    …ロジックツリーの頂点となる問題を設定
  • 主な原因を書き出す
    …設定した問題に「なぜ?」と問いかけ、主な原因として考えられる要素を書き出す
  • 原因の細分化
    …原因として書き出した要素にさらに「なぜ?」と問いかけ、各原因を細分化し掘り下げる
  • ツリーの整理
    …情報を出し切ったら、「各要素のつながりが論理的であるか」「上位・下位の概念関係に間違いがないか」とチェックする

このロジックツリーでは、下位の概念に向かうほど成功が具体化され、上位の概念に向かうほど要約されます。

注意点として、自分の視点や論点に偏りがなく、網羅的に情報を書き出す必要があります。

このように、「漏れなくダブりなく」情報を整理するという考え方は「MECE」と呼ばれ、このロジックツリーのフレームワークを行う上で重要な考え方となってきます。

漏れがあると、問題に対する情報が不足したまま意思決定を行うことになるため、ミスが起きる可能性が高まります。

また、ダブりがあると、思考の偏りが発生し、必要以上に分析・議論に時間コストがかかってしまうため、気を付けましょう。

優先順位の決定:緊急度/重要度マトリクス

最期に、優先順位を決定するためのフレームワークです。

ここでは、「緊急度/重要度マトリクス」を紹介します。

このフレームワークは、物事の優先順位を「緊急度」「重要度」という2つの評価項目で整理して行きます。

手順
  • 課題をマトリクス上に配置
    …「緊急度」「重要度」という4象限のマトリクスを作成し、課題を配置
  • 優先順位を検討
    …「緊急度」「重要度」の高さを参考にしながら検討する

このマトリクスでは目的に対する貢献度の高いものから着手する必要があります。

基本的には、「緊急度」「重要度」どちらも高いものを優先して着手し、「緊急度」「重要度」どちらも低いものは優先順位が下がります。

難しいのは、「緊急度」「重要度」のどちらかが高いものに対して、どちらを優先して着手するかです。

「緊急度」の高いものばかりに気を取られていると、「重要度」の高い将来的な投資などを後回しにしてしまいがちです。

どちらを優先するかは、状況に応じて適切に判断しましょう。

まとめ

本日は、小野義直さん、宮田匠さんの著書『ビジネスフレームワーク図鑑』を参考に、ビジネスをより効率的にすすめていくべく、問題・課題発見のためのフレームワークを紹介しました。

まとめ
  • 問題のあぶり出し:As is/To be
    …現状(As is)とあるべき姿(To be)との間にあるギャップを可視化
  • 問題の整理:ロジックツリー
    …「全体」と「部分」を網羅的に整理
  • 優先順位の決定:緊急度/重要度マトリクス
    …物事の優先順位を「緊急度」「重要度」という2つの評価項目で整理

以上、タカヒデでした。

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タカヒデ
タカヒデ
キャリアに悩む30代
大手通信企業で働く30代サラリーマン
今の会社で昇格を目指したいのか、転職したいのか、起業したいのか、キャリアに悩み中

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