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市場を分析するためのフレームワークを紹介(SWOT分析・ペルソナ・4P分析)

ichiniki

おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。

本日は、小野義直さん、宮田匠さんの著書『ビジネスフレームワーク図鑑』を参考に、ビジネスをより効率的にすすめていくべく、市場を分析するためのフレームワークを紹介します。

こんな人にオススメ
  • 仕事や業務を効率的にすすめたい
  • 日々業務に追われ時間がとれない
  • 物事の課題の本質を見つけることが苦手だ

マクロ環境と自社についての分析:SWOT分析

市場を分析するためには、「3C」つまり、「自社(Company)」「顧客(Customer)」「競合(Competitor)」と、それらを取り巻く「マクロ環境」を合わせた4つの視点で分析を行っていきます。

まずは、「マクロ環境」と「自社(Company)」について分析するためのフレームワークです。

ここでは、「SWOT分析」を紹介します。

このフレームワークは「強み(Strengths)」「弱み(Weaknesses)」「機会(Opportunities)」「脅威(Threats)」の4象限マトリクスから、自社を取り巻く周辺環境を分析し、強みや弱みを把握します。

手順
  1. 分析対象の決定
    …自社全体もしくは単体事業などSWOT分析を行う対象を決める
  2. 情報を書き起こす
    …「強み」「弱み」「機会」「脅威」に当てはまる要素を書き出す
  3. 整理する
    …書き出した内容を「好影響」「悪影響」・「内部環境」「外部環境」で振り分け、欠けている部分を補う
  4. 内容を磨く
    …他者からのフィードバックにより内容を磨く

内部環境は、ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源などの自社の持つ要素を挙げます。

一方、外部環境では、世の中の動きや業界の傾向など、自社を取り巻く外部の要素を挙げましょう。

このSWOT分析を行うことで、内部と外部、プラストとマイナスの両方に目を向けることができるようになります。

顧客についての分析:ペルソナ

次に、「顧客(Customer)」について分析するフレームワークです。

自社の商品・サービスを、

  • どのような人が利用してくれているのか
  • どのようなプロセスを経て体験してくれているのか

という視点を持って分析を行います。

ここでは「ペルソナ」を紹介します。

このフレームワークは、商品・サービスの受け手となる代表的な顧客像を言語化し、どのような生活をしているのか、どのような情報に触れているのか、何を感じ考えているのか、といった情報を収集・整理します。

手順
  1. ペルソナの抽出
    …ターゲットとする顧客を抽出し、特定の1人を思い浮かペルソナを設定する
  2. 調査の実施
    …本人及び周辺人物へのインタビューや観察により情報を収集する(名前・性別・年齢・家族構成・移住地・職業・収入・趣味・休日の過ごし方・悩み…等)
  3. 情報の整理
    …ペルソナ像を書き出し整理し、仮説検証を繰り返す中で修正を加えていく

この「ペルソナ」の設定には、大きく2つの目的があります。

  • アプローチする顧客のことを詳しく知る
    …顧客目線に立った、痒い所に手が届くアプローチの実施
  • メンバー間のイメージのずれの解消
    …メンバーで仕事をしていると、業務の中で微妙なズレが出てくるが、共通認識を持って業務に取り組むことができる

この「ペルソナ」によって、ターゲットを明確化し詳しく知ることできます。

競合についての分析:4P分析

最期に、「競合(Competitor)」についての分析です。

  • 自社にとっての競合はだれか
  • 競合は何をやっているのか

という視点を持って分析を行います。

ここでは、「4P分析」を紹介します。

このフレームワークは「製品(Product)」「価格(Price)」「流通(Place)」「販売促進(Promotion)」の4つの要素からマーケティング戦略の分析や設計をします。

手順
  1. 製品のチェック
    …競合が展開しているサービスについて、特徴や人気ポイントなどの情報を収集
  2. 価格のチェック
    …商品・サービスの価格を、商品単価・セット商品価格含め調べる
  3. 流通のチェック
    …立地やECサイトの有無など、顧客がサービスをどこで知り、どこで購入するのか調べる
  4. 販売促進のチェック
    …営業活動、広告、PRなど、サービスを知ってもらうためのどのような施策を行っているかチェック

競合分析の目的は、「競合の戦略や、強み・弱みを知ること」です。

そして、「競合分析をしたうえで、自社が何をすべきかを知ること」です。

今、誰が何をやっているのかを知り、自社が何をすべきか明確化しましょう。

まとめ

本日は、小野義直さん、宮田匠さんの著書『ビジネスフレームワーク図鑑』を参考に、ビジネスをより効率的にすすめていくべく、市場を分析するためのフレームワークを紹介しました。

まとめ
  • マクロ環境と自社についての分析:SWOT分析
    …「強み(Strengths)」「弱み(Weaknesses)」「機会(Opportunities)」「脅威(Threats)」の4象限から、自社を取り巻く周辺環境を分析し、強みや弱みを把握
  • 顧客についての分析:ペルソナ
    …商品・サービスの受け手となる代表的な顧客像を言語化し、情報を収集・整理
  • 競合についての分析:4P分析
    …「製品(Product)」「価格(Price)」「流通(Place)」「販売促進(Promotion)」の4つの要素からマーケティング戦略を分析

以上、タカヒデでした。

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タカヒデ
タカヒデ
キャリアに悩む30代
大手通信企業で働く30代サラリーマン
今の会社で昇格を目指したいのか、転職したいのか、起業したいのか、キャリアに悩み中

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