今後の人生を考えよう!キャリアにおいて30代を後悔なく過ごすためにやるべきこと13選

おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。
本日は、今後のキャリアをあらためて考える際に、30代を後悔なく過ごすためにやるべきことを紹介します。
- 30代を迎え自分の人生に悩んでいる
- 希望と現実の狭間でモヤモヤしている
- 30代が近づき不安になっている20代
はじめに
30代――それは、人生の方向性が本格的に定まってくる時期です。
社会人としての経験も積み重ね、若手とは一線を画す立場に立ちながら、同時に結婚・出産・親の介護・住まい・仕事の転機といった、人生を大きく揺るがす選択が次々と訪れるタイミングでもあります。
だからこそ、この10年をどう過ごすかで、40代以降のキャリアも人生も大きく変わります。
「気がつけば何も変わらない10年だった」と後悔しないために、今この瞬間から自分のキャリアを見つめ直してみませんか?
本記事では、30代を後悔なく過ごすためにやるべきことを紹介していきます。
自分らしい生き方と働き方を手に入れるヒントをぜひ見つけてください。
なぜ30代が大切?それは人生の分岐点だから
30代は、多くの人にとって人生の中で最も大きな決断が集中する時期です。
20代は経験を積み重ねる時期であり、まだ自由が効きますが、30代になると「自分の人生をどうしたいか」が具体的に問われ始めます。
仕事での立ち位置が明確になり、家庭を持つ人も増え、責任が一気に重くなっていくのです。
この時期に選んだ道が、40代以降の人生の質や方向性に大きく影響します。
そのため、30代はまさに「人生の分岐点」と言えます。
ここで将来を見据えた決断をすることで、後悔のないキャリアと人生を築くことができるのです。
分岐点①:結婚する
30代は結婚を決断する人が増える時期です。
結婚は人生設計における重大な転機であり、キャリアにも直接影響を与えます。
例えば、共働きを選ぶか、片方が専業主婦になるかで、収入面や生活スタイルが変わります。
また、パートナーの仕事や転勤に合わせて、自身のキャリアを調整するケースも少なくありません。
結婚によって将来の価値観や目標が変わることも多く、仕事と家庭のバランスをどうとるかが重要な課題になります。
分岐点②:子供が生まれる
子供を持つことも30代に多く見られる大きなライフイベントです。
育児には多大なエネルギーと時間が必要となり、仕事のやり方や働き方を見直す必要が出てきます。
子供のことを考え、残業が多い職場からフレックス勤務やテレワーク可能な職場へ転職する人もいます。
また、保育園の送迎や病気時の対応などで夫婦の協力体制も不可欠になります。
このように、育児はキャリアに直接的な影響を与えるため、長期的な視点で「どのように働くか」を考え直すきっかけになります。
子供を持つ前後の働き方の変化を想定し、柔軟な対応力を身につけることが求められます。
分岐点③:仕事で出世する
30代はキャリアの成長期です。
責任あるポジションを任され、管理職になる人も増えてきます。出世は収入アップや影響力の拡大を意味する一方で、業務量やストレスも増える傾向があります。
たとえば、プロジェクトマネージャーやチームリーダーになると、自分だけでなく他人の成長や業績も背負うことになります。
また、必ずしも「出世=成功」とは限らず、専門職として腕を磨く道もあります。
自分にとっての働きがいとは何かを明確にし、それに合った選択をすることが、後悔しないキャリア設計につながります。
分岐点④:住居を決める
マイホーム購入や転居も30代で多くの人が経験するイベントです。
どこに住むかは、ライフスタイルだけでなくキャリアにも密接に関わります。
例えば、郊外に家を建てた結果、通勤時間が長くなり、仕事と家庭のバランスが崩れたという声もあります。
反対に、職場近くに住むことで時間的余裕が生まれ、自己投資や家族との時間が確保できるケースもあります。
住む場所を選ぶ際には、将来的な仕事の可能性や子供の教育環境、親の介護なども視野に入れる必要があります。
短期的な便利さだけでなく、長期的な視点で住居を選ぶことが後悔しない選択につながります。
分岐点⑤:親が亡くなる
30代になると、親の体調や老後の問題に直面する人も増えます。
中には突然の介護や看取りが必要になるケースもあり、精神的・経済的な負担を抱えることになります。
急な入院や施設探しで有休を使い切り、仕事に支障が出たという話も珍しくありません。
このような出来事は、キャリアに大きな影響を与える可能性があります。
また、自身の働き方を柔軟にできる体制を整えておくことも、30代のうちにやるべき準備の一つです。
キャリアにおいて30代を後悔なく過ごすためにやるべきこと
30代はキャリアの「軸」を固める大切な時期です。
これまでの経験を踏まえて、自分がどんな人生を歩みたいのかを言語化し、それに向けた行動を起こすことが求められます。
ただ目の前の仕事をこなすだけでは、気づけばあっという間に10年が過ぎてしまいます。
自分の価値観、強み、目標をしっかりと見つめ直し、意識的に選択と行動を重ねることで、後悔のない30代が築かれていきます。
ここからは、そんな30代を実現するために取り組むべきポイントをご紹介します。
①:今の自分の現在地を把握する
キャリアを考えるうえで、最初にすべきことは「今の自分の現在地」を正しく把握することです。
これは、仕事のスキル・年収・ポジションだけでなく、心の充実度や働きがい、人間関係の状態も含まれます。
たとえば「なんとなく忙しい」毎日でも、本当にやるべきことに取り組んでいるのかを可視化することで、優先順位が明確になります。
自己分析ツールやキャリア面談を活用するのも有効です。
自分の現在地を知ることは、理想の未来へ向かう第一歩となります。
②:自分の得意・不得意を知る
得意なことと不得意なことを把握することは、30代での飛躍に欠かせない自己理解の一つです。
たとえば、プレゼンが得意な人は営業や講師向きですが、資料作成が得意な人はバックオフィスやマーケティングなど、適性のある仕事が異なります。
苦手を補うことも大事ですが、得意を伸ばすことで圧倒的な価値を提供できるようになります。
また、得意・不得意は年齢や環境で変わることもあるため、定期的に棚卸しをする習慣を持ちましょう。
「自分の武器」を明確にすれば、キャリアの選択肢は自然と広がっていきます。
③:自分の生きていく分野を決める
「どんな分野で生きていくのか」を30代で決めることは、キャリアに深みを与えます。
分野とは、業界や職種だけではなく、「人を支える仕事」「創造を形にする仕事」など、価値提供の方向性も含みます。
たとえばIT業界でも、営業・開発・デザインでは求められる資質が異なります。
自分が一生をかけて向き合いたいテーマを定めることで、学ぶべきスキルや選ぶべき職場も明確になります。
分野選びに正解はありませんが、「どこに人生のリソースを集中させるか」を考えることが、キャリアの軸を太くしていきます。
④:今後のキャリアプランを描いてみる
キャリアプランとは、理想と現実をつなぐ「道筋」です。
今後の10年を見据え、「どんな働き方をしたいか」「何を実現したいか」を書き出してみましょう。
たとえば「5年後にマネージャーになりたい」と思うなら、そのために必要なスキルや経験を逆算して整理できます。
ポイントは、完璧な計画を立てることではなく、「柔軟な地図」を持っておくことです。
環境や自分の興味が変わる可能性を前提にしながらも、大枠のゴールを定めることで、日々の行動に迷いがなくなります。
⑤:大好きなことを仕事にする
「好きなことを仕事にするのは難しい」と言われますが、30代はそれを現実に変えるチャンスでもあります。
経験もスキルも一定蓄積され、選択肢の自由度が高まってくるためです。
たとえば、料理が好きなら副業でレシピブログを始めてみたり、イラストが得意ならデザイン業務を受けてみるなど、少しずつ「好き」と「仕事」の接点を作ることができます。
収益に直結しなくても、まずは試すことが大切です。
「好き」という感情はエネルギーになり、継続の原動力になります。
好きなことをベースに働ける人は、自然と成果も出やすくなります。
⑥:たくさん失敗してたくさん負けておく
30代は、思いきって失敗することも大切な経験です。
成功体験ばかりに目がいきがちですが、失敗からしか得られない学びも多くあります。
たとえば、転職に失敗しても「自分が大事にしたい価値観」に気づけることがありますし、挑戦して挫折した経験が、後々の人間的な深みになります。
30代はまだ「やり直し」がきく年代です。
この時期に数多くの負けを経験しておくことで、40代以降に圧倒的な対応力と柔軟性を持つことができます。
失敗を恐れず、「傷ついても大丈夫」という土台を自分の中に築いておきましょう。
⑦:仕事で頼まれたことに挑戦してみる
30代では、自分の担当業務に慣れ始め、安定感が出てくる一方で、マンネリに陥りやすくもなります。
そんな時こそ、仕事で頼まれたことに積極的に挑戦してみる姿勢が大切です。
たとえば、苦手なプレゼンや初めてのプロジェクト進行など、自信がなくても「まずはやってみる」ことでスキルの幅が広がります。
頼まれごとは信頼の証であり、キャリアアップのチャンスでもあります。
また、予期しない挑戦が、自分の新たな強みや適性を発見するきっかけになることも少なくありません。
受け身ではなく前向きな挑戦を重ねることで、自分の可能性を大きく広げていけます。
⑧:起業・副業に挑戦してみる
収入の柱を一つに絞るリスクを回避するためにも、30代は起業や副業に挑戦する絶好のタイミングです。
最近ではSNSやオンラインツールの発達により、少ない資金でも始められるビジネスが増えています。
たとえば、趣味で描いていたイラストをグッズにして販売したり、文章力を活かしてWebライターとして活動するなど、経験を積みながら収入につなげることが可能です。
副業は新たなスキル習得や人脈形成にもつながりますし、自分の働き方を見直すきっかけにもなります。
本業とのバランスを意識しながら、小さな挑戦から始めてみましょう。
⑨:アウトプットに力を注ぐ
知識や経験を「インプット」するだけでなく、「アウトプット」することも30代の成長には欠かせません。
アウトプットとは、学んだことを言語化して発信したり、他者に共有・指導したりする行為です。
たとえば、仕事で得た知見を社内ブログに書く、勉強した内容を社外勉強会で発表するなど、自分の言葉で伝えることで理解が深まり、他者からの評価やフィードバックも得られます。
人に教えることで自信がつき、評価される機会も増えます。
アウトプットは、自分の専門性や強みを明確にする作業でもあり、結果としてキャリアの武器になります。
⑩:資格取得や読書などの学びの場を増やしてみる
30代は仕事や家庭で多忙な時期ですが、だからこそ「学び」を止めてはいけません。
資格取得や読書を通じた学びは、視野を広げ、思考力を鍛える貴重な時間になります。
たとえば、仕事に役立つ国家資格を目指すことで専門性が高まり、転職や昇進にも有利になります。
また、ビジネス書や自己啓発書、時には小説からも多くの気づきが得られます。
移動時間にオーディオブックを活用するなど、日常のすき間時間を工夫して活かすことがポイントです。
なお、30代にオススメの本は↓の記事で紹介しています。
ぜひ参考にしてください。

⑪:リーダー・管理者としての立場を経験してみる
30代は、初めてリーダーや管理職に抜擢されるタイミングでもあります。
チームをまとめたり後輩を育成したりする経験は、自分一人の成果では得られない「人を動かす力」を養う機会です。
たとえば、「自分の思い通りにいかない部下にどう接するか」、「意見が対立したときにどう判断するか」といった実践の中で、マネジメント力やコミュニケーション力が磨かれていきます。
責任は重くなりますが、それに見合う成長と信頼が得られます。
たとえ失敗しても、その経験は今後のキャリアの大きな糧になります。
ぜひ一度、管理職に挑戦してみることをおすすめします。
⑫:今の職場に不満があるのであれば転職を考えてみる
今の職場に強い不満や違和感を感じているなら、「我慢」ではなく「転職」を視野に入れるのも30代ならではの選択肢です。
たとえば、理不尽な評価制度や将来性のない企業に固執することで、貴重な時間を浪費する可能性もあります。
30代はまだ転職市場でも評価されやすい年代であり、これまでの実績を活かせばより良い環境を見つけることができます。
もちろん転職にはリスクもありますが、それ以上に「環境を変えることで自分が本来の力を発揮できる」という可能性にも注目すべきです。
変化を恐れず、前向きにキャリアの再設計を考えてみましょう。
なお、転職サイトのオススメは↓の記事で紹介しています。
ぜひ参考にしてください。

⑬:仕事だけでなくプライベートにも力を入れる
キャリアの充実には、仕事だけでなくプライベートの満足度も大きく関係します。
趣味の時間や家族との団らん、友人との交流など、心をリセットできる時間があってこそ、仕事にも集中できるのです。
たとえば、休日には自然の中で過ごす時間を作る、資格の勉強と同じくらい旅行や読書を楽しむなど、意識的にバランスを取ることが大切です。
30代で心身の健康を崩してしまうと、その回復には長い時間がかかります。
仕事と同じくらいプライベートも大事にする姿勢が、長く走り続けられるキャリアを支えるのです。
まとめ
本日は、今後のキャリアをあらためて考える際に、30代を後悔なく過ごすためにやるべきことを紹介しました。
- ①:今の自分の現在地を把握する
- ②:自分の得意・不得意を知る
- ③:自分の生きていく分野を決める
- ④:今後のキャリアプランを描いてみる
- ⑤:大好きなことを仕事にする
- ⑥:たくさん失敗してたくさん負けておく
- ⑦:仕事で頼まれたことに挑戦してみる
- ⑧:起業・副業に挑戦してみる
- ⑨:アウトプットに力を注ぐ
- ⑩:資格取得や読書などの学びの場を増やしてみる
- ⑪:リーダー・管理者としての立場を経験してみる
- ⑫:今の職場に不満があるのであれば転職を考えてみる
- ⑬:仕事だけでなくプライベートにも力を入れる
30代は、人生の中でも特に多くの「選択」と「決断」が重なる時期です。
あらゆる場面で「どう生きたいか」が問われ、キャリアの軸もこの10年で大きく変わっていきます。
キャリアに正解はありません。しかし「自分の意思で選び、動いた経験」は、必ずあなたの財産となります。
30代を納得の10年にするために、今日から小さな一歩を踏み出してみましょう。
以上、タカヒデでした。