業務に追われず自分の時間を作るために『エッセンシャル思考』からの学び
おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。
本日は、『エッセンシャル思考』から、時間が足りない場合に無駄なことを捨て必要なことに集中する方法について学びます。
- 業務に追われ自分の時間が持てない
- 日々残業続きで業務が終わらない
- 効率よく業務をおこないたい
重要なことに注力するエッセンシャル思考
エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方です。
- 膨大な量の仕事を抱えているのに追加の仕事を任される
- 期日の迫ったタスクを見て、つい助けてしまう
- 相手の機嫌を損ねないために会議に参加する
このように「すべてをやらなくてはならない」と考えてしまうと、時間はいくらあっても足りず、何もかも中途半端になってしまいます。
そうならないためにも、ありとあらゆる仕事やチャンスが転がっている中で、本質的なことだけを見分けます。
具体的には以下のように考え方変える必要があります。
エッセンシャル思考ではない | エッセンシャル思考 | |
---|---|---|
考え方 | みんな・すべて (全部こなす方法は?) | より少なく、より良く (何を捨てるべきか?) |
行動 | やることをでたらめに増やす (差し迫ったものからやる) | やるべきことを計画的に減らす(重要なことを見定める) |
結果 | 無力感 (何もかも中途半端) | 充実感 (質の高い仕事) |
このように、「やらなくては」「どれも大事」「全部できる」という思い込みを捨て、「やると決める」「大事なものはめったにない」「何でもできるが全部はやらない」という真実に置き換える必要があります。
もちろん、すべての問題を減らせばよいというものではなく、
- 時間とエネルギーの使い道を選択すること
- 何が重要かを見極めること
- 重要でない問題を捨てること
を意識し、重要な仕事で最大の成果を上げることを目指しましょう。
エッセンシャル思考を体現する方法
では、エッセンシャル思考を体現する方法を紹介していきます。
ここでは。
- 重要なことを見極める
- 重要でないことを切り捨てる
- エッセンシャル思考のしくみ化
の3つを紹介します。
方法① 重要なことを見極める
では、エッセンシャル思考を体現する方法の1つ目として、「重要なことを見極める」ということです。
そのためにはあらゆる選択肢を検討し、意見を聞き、話し合い、熟考した上で選択します。
あらゆる話に反応し、何でもとりあえずやってみるのではなく、何かに手を出す前に幅広い選択肢を慎重に検討するのです。
重要なことを見極めるため必要なことは以下の5点です。
- じっくりと考える余裕
…意識して考える時間とスペースを確保する - 情報を集める時間
…膨大な情報から本質をつかみとる - 遊び心
…創造性と探求心が向上する - 十分な睡眠
…仕事の効率を高める - 何を選ぶかという明確な基準
…これしかないと思えることだけを選択する
特に「⑤何を選ぶかという明確な基準」においては、舞い込んできたチャンスに対し「こうだったら最高だ」という基準を3つ書き出し、すべての基準を満たすものを選択するようにしましょう。
このように、なるべく時間をかけて調査・検討し、意見を交わし、じっくりと考えることで本当に重要なものを見極めることができるようになります。
方法② 重要でないことを切り捨てる
次に、エッセンシャル思考を体現する方法の2つ目として、「重要でないことを切り捨てる」ということです。
重要なことを見極めたら、次はやらなくてもいいことを切り捨てなければなりません。
不要なことを切り捨てれば、必要なことをするための余裕ができるのです。
多くの場合、人はどうでもいいことに時間とエネルギーを消費してしまいます。
- 上司の気を引くための社内政治
- 何でも屋になる
そうならないためにも、本当に重要なことしか引き受けず、きっぱりと上手にNoと断ることが大切です。
そのためのポイントは以下の6点です。
- 判断を関係性から切り離す
…断ることは相手を拒絶することではない - 直接的でない表現を使う
…やんわりと断る「あいにく手がいっぱいで…」「行きたいのは山々ですが…」 - トレードオフに目を向ける
…ここでYesと引き受けたら何を失うか考える - 誰もが何かを売り込んでいる
…人はみな、あなたに何かを売り込もうとしている - 好印象より敬意を手に入れる
…自分の時間を安売りしないという相手へのメッセージ - 曖昧なYesは迷惑
…曖昧なまま引き延ばされるよりはっきり断る方が良い
周囲に認められたいという思いから、仕事を頼まれると、何でも引き受けてしまう人は多いです。
しかし、最高の成果を上げるためには、「これは自分の仕事ではない」と断ることも必要です。
なるべく相手を傷つけず、うまく頼みを断るためにも、勇気と思いやりが必要になります。
うまく捨てる技術があれば、同僚・上司・顧客の反感を買うどころか賞賛されるようになるはずです。
方法③ しくみ化する
最期に、エッセンシャル思考を体現する方法の3つ目として、「しくみ化する」ということです。
努力や根性で仕事をやり遂げるのではなく、自動的にうまくいくための仕組みを作ります。
エッセンシャル思考ではない人は、いざとなったら本気を出そうと考えており、土壇場になってから全力で終わらせます。
一方、エッセンシャル思考の人は、重要なことをやり遂げるために、日頃から正しい習慣を続けることで、偉大な結果が自然とついてきます。
悪い癖を捨て、正しい習慣に置き換えるためのポイントは以下の4点です。
- 悪い癖を引き起こすトリガーを知る
…「会社帰りのケーキ屋がお菓子を買うトリガー」「ベッドに入ることがネットサーフィンのトリガー」等 - 新しいトリガーを作る
…「スマホの充電器の横に本をおき、充電をトリガーに本を読む」等 - 難しいことから手を付ける
…一日の最初に難易度の高いタスクを片付ける - 曜日ごとにやることを変える
…飽きが来ないように曜日によって行動を変える - 習慣作りはひとつずつ
…小さく始めて少しずつ進む
このように、いったんやるべきことを決めたら、それを無意識に実行できるようにしておきましょう。
人は楽をしようとする生き物です。
そのため、何の苦労もなく、スムーズ正しい行動ができる仕組みをつくることが大切です。
まとめ
本日は、『エッセンシャル思考』から、時間が足りない場合に無駄なことを捨て必要なことに集中する方法について学びました。
- エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方
- 本質的なことだけを見極め、必要なことに注力する。
- エッセンシャル思考を体現するために「重要なことを見極める」「重要でないことを切り捨てる」「しくみ化」が必要
以上、タカヒデでした。