自分の強みを見つけてキャリア戦略を立てる方法『苦しかったときの話をしようか』からの学び
おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。
本日は、『苦しかった時の話をしようか』から、自分の強みを見つけてキャリア戦略を立てる方法について学びます。
- 就職活動を前にやりたいことが見つからない
- 自分の強みがわからない
- 今後のキャリアに不安がある
キャリア戦略を立てる必要があるのはなぜか
「あなたは何ができますか?」という問いに答えることができますか?
自分が何者なのかよく考えずにとりあえず就職し、与えられる目の前の仕事に日々忙しく過ごしているばかりでは、じっくり考える時間や心の余裕がなくなり、戦略のないキャリアを過ごすままです。
自分が何者か分からないままでは、自分のどの能力に集中して投資すべきかが分からず、個人間の競争で不利になってしまいます。
企業同士がシェアを削りあう現代においては、中途半端な人材を多く抱え続けられる企業は少なく、中途半端な人ほど途中で放り出されるリスクは日に日に増しています。
そうならないためにも、自分の特徴を活かせるたくさんの正解の中から一つのスキルを選び、そのスキルを積めるキャリアへ進む必要があります。
ここでは、自分が何をしたいか分からない、自分の戦略が分からないという場合に、人生の方向、自分の特徴、自身の強みと弱みを知る手がかりを得て、どのようなスキルを選べばよいかという手順を解説します。
手順①:目的を立てる
キャリア戦略は、目的があって初めて機能します。
仮説でもよいので、今のベストの「キャリアの目的」を設定してみましょう。
この「キャリアの目的」は、「人生にとって達成したい夢」のようなものです。
すでにキャリアの目的が明確であれば、このステップはクリアですが、多くの場合、そもそもキャリアの目的、人生にとって達成したい夢がそもそも分からないという方が多いと思います。
その場合は、いきなり達成したい「こと」や、やってみたい「こと」から発想するのではなく、「どんな状態」であれば自分は幸せか?という、未来の理想の状態から発想してみましょう。
その上で、「理想状態」を実現するために必要な「こと」は何かを発想していきます。
例えば、
- 家族をちゃんと養える人間になること
- 経営者になるスキルと経験を積むこと
このように、10年後、20年後どうなっていたいのか考えてみましょう。
手順②:自分の強みを見つける
目的を定めた後は、その目的に向かって戦略を立てる必要があります。
キャリアの目的を達成するために、自分が持つ最重要資源は「強み」です。
自分の強みをどれだけ早く見つけて、武器として伸ばしていくことに集中できるかがキャリアの明暗を分けることにもなります。
- 社会との関わりで好きなことをしている文脈を50~100個列挙する
…「服」や「映画」などの名詞ではなく、「野球の戦略を考えることが好き」「話を聞くことが好き」といった動詞で挙げる - 書き出した好きなことを仕分けする
…以下の分類「T」「C」「L」に仕分けする- T(Thinking):考える力・戦略性が強み
(例)戦略を考えること/議論すること/研究すること/予想を当てること/知ること…等 - C(Communication):伝える力・人と繋がる力
(例)人と会うこと/話すこと/話を聞くこと/パーティーに参加すること/噂話をすること/おしゃれを楽しむこと…等 - L(Leadership):変化を起こす力・人を動かす力
(例)達成すること/目標に挑戦すること/意思決定すること/チームを引っ張っていくこと/責任感のある役割を担うこと/人の世話を焼くこと…等
- T(Thinking):考える力・戦略性が強み
- 仕分け結果を確認
…列挙した好きなことが最も集中している系統が自分の属性を表している- T(Thinking):知的好奇心をガソリンにして考える力を磨き、より大きな結果を出す
(職業例)ファイナンス/コンサルタント/研究職/アナリスト/マーケティング/企画 - C(Communication):強いコミュニケーションを武器に使い、人と人をつなげることで新たな価値を生み出していく
(職業例)プロデューサー/営業/広報/ジャーナリスト/関係者を巻き込む企画 - L(Leadership):高い目的意識で自分が起点となり周囲を動かし、組織に高いパフォーマンスを発揮させる
(職業例)管理職/経営者/経営幹部/プロジェクトマネージャー/プロジェクトリーダー
- T(Thinking):知的好奇心をガソリンにして考える力を磨き、より大きな結果を出す
仕分け結果を確認した際に、1分類に集中する場合は、明確な強みがそこに現れています。
2分類に集中する人は、その2つが強みとなり、残る1分類が弱点である可能性があります。
3分類に分散する人は何でもできる器用さを持っている一方、人一倍悩んでしまいます。しかし、何でもまんべんなくできないと務まらないような職業を選ぶと武器にできます。
この分析によって見えてきた、自分の強みを活かすことができる、またスキルを高めることができる職業からやりたいことを見つけましょう。
※ちなみに以下が私の例です(分類がおかしければご指摘ください)
まとめ
本日は、『苦しかった時の話をしようか』から、自分の強みを見つけてキャリア戦略を立てる方法について学びました。
- 世の中から放り出されないために、自分の特徴を活かせるスキルを選び、スキルを積めるキャリアへ進む必要がある
- キャリア戦略を立てるためには「キャリアの目的」を設定し、「自分の強み」を見つける
- 自分の強みを見つけるには、好きなことを列挙し「T(Thinking)」「C(Communication)」「L(Leadership)」で分類する
以上、タカヒデでした。