これからの時代を生き抜くためにはリスキリングが必要『自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング』からの学び
おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。
本日は、これからの時代を生き抜くためにリスキリングの必要性について、後藤宗明さんの著書『自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング』から学びます。
- 時代の変化についていけない
- リスキリングという言葉をよく聞くがよくわからない
- 具体的にリスキリングで何をすればよいかわからない
リスキリングとは
リスキリング(RESKILLING)とは、一般的に「学び直し」と訳されることが多いですが、正確には「新しいことを学び、新しいスキルを身につけ実践し、新しい業務や職業に就くこと」を指します。
リスキリングは40代、50代に向けてのモノだけではなく、社会人として働くすべての方々、20代、30代といった若い世代の方々にも必要なモノです。
外部環境の変化に合わせて自分自身で新しいスキルを身につける必要があります。
なぜリスキリングをする必要があるのか
では、なぜリスキリングをする必要があるのでしょうか。
大きな理由として、「人間の雇用がAIやロボットに代替され雇用が奪われる」ことがあります。
オックスフォード大学の論文では、「今後10年から20年の間に米国の総雇用者の訳47%の仕事が自動化され消失するリスクが高い」と発表されています。
アメリカに比べ日本はデジタル化に出遅れているものの、テクノロジーの進化による技術的失業は避けては通れません。
もちろん、テクノロジーの進化により、新たな雇用が生まれる側面もありますが、そのような仕事は高度なスキルが必要とされる場合があります。
雇用を奪われてしまった方が、高度なスキルを持ち合わせているとも限らず、そこに大きなスキルギャップが生まれます。
これらの理由から、雇用が奪われる前に必要なスキルを新たに身につけるリスキリングを行う必要があるのです。
リスキリングする方法
実際にリスキリングをどのように進めていくかについて10のプロセスを紹介します。
- 現状評価
- マインドセットづくり
- デジタルリテラシーの向上
- キャリアプランニング
- 情報収集の仕組みづくり
- 学習開始
- デジタルツールの活用
- アウトプットに挑戦
- 学習履歴とスキル証明
- 新しいキャリア、仕事の選択
それぞれのスキルを見ていきます。
①現状把握
リスキリングに取り組む前に、まず自分自身の現状に対する評価を行い、ありのままの気持ちや状態を把握します。
具体的には以下の観点で自分を観察してみましょう
- 現在の興味関心
- 解決したい課題
- 強み、好き嫌い
- 今までのキャリア
- 持っているスキル
- 組織における自分に対する評価
②マインドセットづくり
リスキリング開始当初の「不安」「苦手」といった気持ちから、小さな成功体験を積み重ねることで、自信をつけ、前向きなマインドにしていきます。
デジタル分野へのリスキリングを始めるにあたっての最大の敵は「思い通りにならない事態」への対処です。
自分で調べ原因を突き止め、自分で解決できるようになることで自信をつけることができ、似たような問題が起きたとしても徐々に対処ができるようになっていきます。
③デジタルリテラシーの向上
デジタルリテラシーとは、「デジタル分野の知識を身につけ、デジタル技術を使いこなすことができる」ことを指します。
デジタルに対する理解が深まると、「自分の強み×デジタル」で何ができるか。というアイデアがより具体的に考えられるようになります。
例えば、AI・ブロックチェーン・RPA・メタバース等のデジタル技術について、基礎の理解をしてみるとよいでしょう。
④キャリアプランニング
リスキリングを進めて行った後に、どんな新しい仕事に就くことができるのかについて、イメージを持つ作業をします。
まだ本格的なリスキリングを開始する前の段階なので、決定する必要はありません。
以下の3点を考慮しながら考えてみましょう
- 現在の職務や自分のスキルを活かす方向性
- 自分の持っているスキル×デジタルで何ができるか
- スキルの隣接性を活かす
⑤情報収集の仕組みづくり
継続的な学習を支えるための情報収集のための仕組みづくりをします。
具体的には、
- 最新ニュースが自動でアップデートされるアプリ
- ブログやSNSの有効活用
- オンラインメディアの購読
などを活用します。
⑥学習開始
実際に学習を開始します。
学習に活用できる様々なツールがあるので、それらを活用してみるとよいでしょう。
- オンライン学習講座(Global Skills Initiative・Udemy・Youtube等)
- ビジネス書籍
- アプレンティスシップ制度(従弟制度)
⑦デジタルツールの活用
新しく目にしたツールに臆せず使ってみる習慣を身につけます。
デジタル分野に苦手意識がある方は、触ったことのない新しいツールを使わなければならないタイミングに嫌な気持ちを感じてしまうことがあります。
まずは業務を通じて新しいツールを利用する機会を最大限活かしてみましょう。
⑧アウトプットに挑戦
情報収集を重ね、学習を継続し、デジタルツールを使うことに慣れたら、自分の学びをアウトプットする場を作ります。
最新情報を学び続けていくと頭に入らなくなってきます。そのようなときに集めた情報をアウトプットする場、発表する場を作ることで記憶が定着するのです。
⑨学習履歴とスキル証明
リスキリングに日々取り組み、新しいことを学び、学んだことがデータとして蓄積されると、それが自分のアピールポイントとなります。
オンライン学習プラットフォームによる学習終了後のデジタル修了証明書の利用や、スキル評価のプラットフォームによる保有スキルの評価を行うことが一般的になりつつある環境においては、新しい分野を学び続けていることが優秀なビジネスパーソンである証となります。
⑩新しいキャリア、仕事の選択
新しく学んだスキルを実践するためには、ただ受け身で待っていてもなかなかその機会は訪れません。
自ら積極的に機会をつかんでいく必要があります。
- 現在の部署でスキルを実践
- 部署異動を希望しスキルを実践
- 副業等の社外経験
- 転職を視野に入れる
- フリーランスへの挑戦
これらの機会に積極的に挑戦し、新しいチャンスを掴んでいきましょう。
まとめ
本日は、後藤宗明さんの著書『自分のスキルをアップデートし続けるリスキリング』から、これからの時代を生き抜くためにリスキリングの必要性を学びました。
- リスキリングとは、新しいことを学び、新しいスキルを身につけ実践し、新しい業務や職業に就くこと
- ロボットやAIに雇用が奪われる前に必要なスキルを新たに身につけるために行う必要がある
- 実際にリスキリングを進めていく10のプロセス
- 現状評価
- マインドセットづくり
- デジタルリテラシーの向上
- キャリアプランニング
- 情報収集の仕組みづくり
- 学習開始
- デジタルツールの活用
- アウトプットに挑戦
- 学習履歴とスキル証明
- 新しいキャリア、仕事の選択
以上、タカヒデでした。