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また転職してる…転職を繰り返す人の特徴とは?長く働くためのポイントを紹介

ichiniki

おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。

本日は、また転職してる…何度も転職を繰り返してしまう人の特徴と、長く働くための改善ポイントを紹介します。

こんな人にオススメ
  • 1つの会社で仕事が長く続かない
  • 何度も転職を繰り返してしまう
  • 長く働くことができるようになりたい
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はじめに:何度も転職を繰り返してしまう人へ

転職はキャリアアップの一環として珍しくない時代になりました。

しかし、何度も転職を繰り返していると「また辞めたの?」と周囲にネガティブな印象を与えてしまうこともあります。

自分では「次こそ長く働きたい」と思っていても、なぜか毎回うまくいかない…。

そんな悩みを抱える人も少なくありません。

本記事では、転職を繰り返す人に見られる特徴やその背景、さらに長く働き続けるための具体的な改善策までを紹介します。

一般的な転職回数は何回くらい?

令和2年の厚生労働省の調査によると、「20代での転職回数は1〜2回」「30代で2〜3回」の割合が多いです。

当然かもしれませんが、年齢が上がるにつれて、転職回数も増えていきます。

■現在の勤め先での職種、転職回数別転職者割合

引用:雇用の構造に関する実態調査(厚生労働省)

5回以上の転職をしている方も少なくありませんが、採用側は「定着しにくい人」と懸念を持つことが多いです。

転職の理由が明確で、ステップアップなどのポジティブな要素が説明できれば問題ありませんが、そうでない場合は注意が必要です。

転職を繰り返す人の特徴

では、続けて転職を繰り返してしまう人の特徴を見ていきます。

特徴①:後先考えない

感情や勢いだけで「辞めたい」と思い立ち、すぐに退職してしまう人は、転職を繰り返しやすい傾向にあります。

例えば、上司に叱責されたことがきっかけで「もう無理」と退職し、次の職場でも似たようなストレスを感じて再度辞めてしまうケースは少なくありません。

このような人は、辞めたあとの生活やキャリアへの影響を深く考えることがなく、結果として短期離職を繰り返してしまいます。

感情に左右されず、冷静に退職のメリット・デメリットを検討する視点が必要です。

特徴②:会社に多くを求めすぎている

給与、福利厚生、やりがい、上司との関係など、全てにおいて理想を追い求める人は、どんな職場でも不満を感じやすくなります。

「もっと良い職場があるはず」と常に思っていると、転職を繰り返してしまう結果になりかねません。

すべてが完璧な職場は存在しないため、妥協点や優先順位を明確にすることが大切です。

たとえば「給与よりも人間関係を重視する」など、自分の軸を定めることで、納得感を持って働けるようになります。

特徴③:実際の能力以上に自己評価が高い

「自分はもっとできる」「こんな仕事をしている場合じゃない」と自己評価が実力以上に高い人も、職場への不満を感じやすく転職を繰り返す傾向があります。

こうした人は、自分の理想に対し現実が追いついていないことにストレスを感じ、環境のせいにしがちです。

例えば、まだ経験の浅いうちからマネージャー職を希望し、昇進しないことに不満を持って辞めてしまうケースがあります。

冷静に自己評価と市場評価を比較し、必要なスキルや実績を積み上げる姿勢が必要です。

特徴④:コミュニケーション・人間関係が苦手

どんな職場でも人との関わりは避けられません。

人見知りや対人不安が強い人は、チームワークや上司・同僚との関係にストレスを感じやすく、結果的に職場に居づらくなって転職を選びがちです。

たとえば、新しい職場でうまくなじめず孤立感を抱き、すぐに退職してしまうケースはよく見られます。

挨拶や簡単な雑談からコミュニケーションのハードルを下げることを意識しましょう。

特徴⑤:心配性・ネガティブ

小さな不安やミスを過度に気にし、「自分はこの仕事に向いていないのでは」と早合点してしまう人も、離職率が高くなります。

例えば、一度の上司の指摘で「もう信用されていない」と感じてしまい、次の職場を探し始めるといったケースです。

自己肯定感の低さや完璧主義が背景にあることも多く、少しの不安で行動を変える前に、客観的に状況を見る練習が必要です。

特徴⑥:辞め癖・諦め癖がついている

過去に何度か転職を経験していると、「辛くなったら辞めればいい」といった考えが染みつき、困難に直面したときの耐性が低くなります。

特に、職場での問題解決よりも「逃げる」ことで対処してきた経験が積み重なると、自信の低下にもつながります。

たとえば、少し苦手な業務が与えられただけで「向いていない」と感じて辞めてしまう人は、この傾向があります。

乗り越えた経験を重ねることが、辞め癖の克服につながります。

特徴⑦:上手くいかないことを他責にしてしまう

「上司が悪い」「社風が合わない」「周囲の理解がない」と、常に原因を他人に求める人は、どの職場でも不満を抱きやすくなります。

もちろん環境要因もありますが、自分にできる工夫や対応を考える姿勢がなければ、どこに行っても同じ問題に直面します。

たとえば、評価されない理由を「見る目がない」と切り捨てるのではなく、評価されるためにどんな行動を取るべきかを考える視点が求められます。

自己責任感を持つことが安定したキャリア形成に直結します。

特徴⑧:仕事を辞めたい原因を把握しない

「なんとなく合わない」「ストレスが溜まる」といった漠然とした理由で転職を決める人も、転職を繰り返しがちです。

たとえば、人間関係に悩んでいたのに、それが根本的な原因だと気づかず、仕事内容や待遇だけを見て次の職場を選ぶと、また同じような問題に直面してしまいます。

転職を考える際には、自分が何にストレスを感じ、何を求めているのかを分析することが欠かせません。

原因が明確になれば、改善の方法も見つかりやすくなります。

転職を繰り返してしまうことのデメリット

では、転職を繰り返してしまうことにどのようなデメリットがあるのでしょうか。

デメリット①:新卒と比べた際の年収・退職金に差が出る

転職を繰り返すと、収入面で不利になることがあります。

新卒入社で長く勤めた社員は、勤続年数に応じた昇給・賞与・退職金制度の恩恵を受けられるケースが多いですが、転職者はその恩恵を断続的にしか受けられません。

同じ年齢でも、転職歴が多く勤続年数が短い人は、年収や退職金額に大きな差がつくことがあります。

また、企業によっては退職金制度がなかったり、一定年数働かないと対象外になるなど、制度面でも損をする可能性があります。

目先の条件で転職を繰り返すよりも、長期的な視点で収入や将来設計を考えることが重要です。

デメリット②:専門知識やスキルが身につきにくい

同じ業務を一定期間続けることでこそ得られる専門知識やスキルがありますが、転職を繰り返すと、業務が浅く広くなってしまいます。

たとえば、ITエンジニアとして経験を積み、ようやくマネジメントの仕事を任される段階で退職してしまうと、その後の成長機会を自ら手放すことになります。

企業が採用の際に重視するのは「何ができるか」「どの分野に強みがあるか」です。

継続することで得られるスキルの価値を、改めて見直す必要があります。

デメリット③:転職の選考が通らない

転職回数が多くなるほど、採用選考で不利になる傾向があります。

採用担当者は「この人もすぐ辞めるのでは」と懸念を抱くため、書類選考の時点で落とされることも少なくありません。

たとえば、3年未満での離職が続いている場合など、その理由や経緯を面接で明確に説明できなければ、信用を得るのは難しくなります。

企業によっては「転職回数が●回以上の応募者は不採用」といった内部基準を設けている場合もあるため注意が必要です。

転職を繰り返す人が長く働くための改善ポイント

最期に転職を繰り返してしまう人が長く働くための改善ポイントを紹介します。

ぜひこのポイントを参考にしつつ、長く働くことにチャレンジしてみてください。

ポイント①:自己分析を徹底的に行う

長く働ける職場を見つけるためには、自分の価値観・性格・仕事の得意不得意などを深く理解することが不可欠です。

自己分析を通じて「何をしているときが充実していたか」「逆にストレスを感じた要因は何か」などを洗い出すと、自分に合った働き方が見えてきます。

たとえば、黙々と作業する方が向いているのに、チームプレイ重視の職場を選んでしまうとミスマッチが生じます。

診断ツールやキャリアシートを活用したり、これまでの経験を紙に書き出して整理するなど、時間をかけた内省を行ってみましょう。

ポイント②:仕事を辞めたい理由・転職の目的を分析する

「何となく合わない」ではなく、具体的に「何が合わなかったのか」「どうしたいのか」をはっきりさせることが重要です。

仕事を辞めたいと感じるのは自然なことですが、その理由を曖昧なままにして転職しても、同じ問題に直面するだけです。

たとえば「上司との関係が悪かった」なら、指導スタイルが合わなかったのか、自分の受け取り方に課題があったのかを掘り下げて考えましょう。

そして、次の職場でそれをどう回避または改善するかを考えることが、安定した職場選びにつながります。

ポイント③:企業研究や先輩社員から会社の雰囲気を聞いておく

求人情報だけではわからない職場の雰囲気や実態を知ることで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

企業研究を行う際は、公式サイトだけでなく、口コミサイトやSNS、実際にその企業で働いている人の話を聞くことも有効です。

たとえば、職場の人間関係や残業時間、評価制度などは、外からは見えにくい情報です。

OB訪問やカジュアル面談を通じて実際の雰囲気を知ることで、入社後のギャップを減らしましょう。

ポイント④:知人やエージェントなど第三者の意見を参考にする

自分一人で判断すると、視野が狭くなりがちです。

そのため、信頼できる知人や転職エージェント、キャリアコンサルタントなど、第三者の客観的な意見を取り入れることが大切です。

自分では「天職だ」と思っていた仕事が、実は性格やスキルに合っていなかったということもあります。

たとえば、エージェントに自分の過去の職歴や志向を話すことで、予想もしなかった職種や業界を紹介され、実際にそれが長続きするケースもあります。

他者の目線を取り入れることで、自分の可能性が広がることもあるのです。

まだ転職エージェントに登録していない場合、↓の記事で転職エージェントのオススメを紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。

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よくある質問(FAQ)

Q
Q1. 転職回数が多いと、やっぱり印象は悪くなりますか?

A. 一般的には、転職回数が多いと「すぐに辞めてしまうのでは?」という懸念を持たれやすいのは事実です。ただし、その理由や背景を明確に説明できればマイナス評価ばかりではありません。「経験を通じて何を学んだか」「なぜ次は長く働けそうなのか」をしっかり伝えることが重要です。

Q
Q2. 何回以上の転職で「多い」と見なされるのでしょうか?

A. 業界や年代にもよりますが、30代で3回以上、40代で5回以上の転職があると「やや多い」と見られることがあります。ただし、1社ごとの在籍期間や転職理由の納得度が重視されるため、回数だけで判断されるわけではありません。

Q
Q3. 自分に合った職場がわからず、転職を繰り返してしまいます…

A. その場合は、自己分析と転職理由の棚卸しが不十分な可能性があります。まずは過去の仕事で「楽しかったこと」「嫌だったこと」を書き出し、傾向を整理してみましょう。第三者の意見を取り入れるのも効果的です。

Q
Q4. 転職回数が多くても、長く働ける企業を見つけるには?

A. 自分の価値観に合った企業選びが鍵になります。企業文化・職場環境を重視して情報収集を行い、できれば実際に働く社員の声を聞くことをおすすめします。また、面接では「長く働く意思」や「これまでの反省と改善策」をしっかり伝えましょう。

Q
Q5. 転職エージェントを使うメリットはありますか?

A. はい、大いにあります。転職エージェントは、あなたの希望やスキルに合った求人を紹介するだけでなく、企業との間に立って交渉やアドバイスも行ってくれます。自分では気づけなかった職場とのマッチングに気づかせてくれる存在です。

まとめ

本日は、また転職してる…何度も転職を繰り返してしまう人の特徴と、長く働くための改善ポイントを紹介しました。

転職を繰り返す人の特徴
  • 特徴①:後先考えない
  • 特徴②:会社に多くを求めすぎている
  • 特徴③:実際の能力以上に自己評価が高い
  • 特徴④:コミュニケーション・人間関係が苦手
  • 特徴⑤:心配性・ネガティブ
  • 特徴⑥:辞め癖・諦め癖がついている
  • 特徴⑦:上手くいかないことを他責にしてしまう
  • 特徴⑧:仕事を辞めたい原因を把握しない

転職を繰り返すことすべてが悪いわけではありません。

しかし、自分に合った職場を見つけられずに短期間での離職を繰り返してしまう場合、キャリア形成にも大きな影響を及ぼします。

焦らず、第三者の意見も取り入れながら慎重に次のステップを選び、「ここで長く働きたい」と思える職場に出会えることを願っています。

以上、タカヒデでした。

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タカヒデ
タカヒデ
キャリアに悩む30代
大手通信会社で働く34歳サラリーマン
25歳ごろからサラリーマンとしての働き方に不満があり、投資や副業に挑戦
その中で手に入れた知識を同じようにキャリアに悩む人に共有していきます

現在は「将来起業をすること」を目標に仕事の合間を縫って挑戦中
・X:@takahide_san
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