今のキャリアに悩んでいるなら…キャリアにおいて30代がやるべきこと12選

おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。
本日は、今のキャリアに悩んでいる人に…キャリアにおいて30代がやるべきこと12選を紹介します。
- 30代を迎えこれからのキャリアを考えている
- 思い描いていた30代とは違う生活を送っている
- どんな人生を描けばよいか変わらない
はじめに
20代の頃はがむしゃらに努力し、目の前の仕事をこなすことで精一杯だった人も、30代に入るとふと立ち止まって「このままでいいのか?」と自問する場面が増えてきます。
周囲の評価や年収、昇進の差、ライフイベントによる価値観の変化。
そうした見えないプレッシャーの中で、これからのキャリアをどう築くべきか悩む方も少なくありません。
30代は単に「責任が増える時期」ではなく、「キャリアの軸をつくるチャンス」でもあります。
この10年間で何を意識し、どんな行動を積み重ねるかによって、40代以降の働き方や人生の満足度は大きく左右されます。
本記事では、30代がキャリアにおいて取り組むべき行動や意識の持ち方を紹介します。
きっと今のあなたに必要な視点が見つかるはずです。
なぜ30代が大切?それは人生の分岐点だから
30代は、多くの人にとって人生の中で最も大きな決断が集中する時期です。
20代は経験を積み重ねる時期であり、まだ自由が効きますが、30代になると「自分の人生をどうしたいか」が具体的に問われ始めます。
仕事での立ち位置が明確になり、家庭を持つ人も増え、責任が一気に重くなっていくのです。
この時期に選んだ道が、40代以降の人生の質や方向性に大きく影響します。
そのため、30代はまさに「人生の分岐点」と言えます。
ここで将来を見据えた決断をすることで、後悔のないキャリアと人生を築くことができるのです。
分岐点①:結婚する
30代は結婚を決断する人が増える時期です。
結婚は人生設計における重大な転機であり、キャリアにも直接影響を与えます。
例えば、共働きを選ぶか、片方が専業主婦になるかで、収入面や生活スタイルが変わります。
また、パートナーの仕事や転勤に合わせて、自身のキャリアを調整するケースも少なくありません。
結婚によって将来の価値観や目標が変わることも多く、仕事と家庭のバランスをどうとるかが重要な課題になります。
分岐点②:子供が生まれる
子供を持つことも30代に多く見られる大きなライフイベントです。
育児には多大なエネルギーと時間が必要となり、仕事のやり方や働き方を見直す必要が出てきます。
子供のことを考え、残業が多い職場からフレックス勤務やテレワーク可能な職場へ転職する人もいます。
また、保育園の送迎や病気時の対応などで夫婦の協力体制も不可欠になります。
このように、育児はキャリアに直接的な影響を与えるため、長期的な視点で「どのように働くか」を考え直すきっかけになります。
子供を持つ前後の働き方の変化を想定し、柔軟な対応力を身につけることが求められます。
分岐点③:仕事で出世する
30代はキャリアの成長期です。
責任あるポジションを任され、管理職になる人も増えてきます。
出世は収入アップや影響力の拡大を意味する一方で、業務量やストレスも増える傾向があります。
たとえば、プロジェクトマネージャーやチームリーダーになると、自分だけでなく他人の成長や業績も背負うことになります。
また、必ずしも「出世=成功」とは限らず、専門職として腕を磨く道もあります。
自分にとっての働きがいとは何かを明確にし、それに合った選択をすることが、後悔しないキャリア設計につながります。
分岐点④:住居を決める
マイホーム購入や転居も30代で多くの人が経験するイベントです。
どこに住むかは、ライフスタイルだけでなくキャリアにも密接に関わります。
例えば、郊外に家を建てた結果、通勤時間が長くなり、仕事と家庭のバランスが崩れたという声もあります。
反対に、職場近くに住むことで時間的余裕が生まれ、自己投資や家族との時間が確保できるケースもあります。
住む場所を選ぶ際には、将来的な仕事の可能性や子供の教育環境、親の介護なども視野に入れる必要があります。
短期的な便利さだけでなく、長期的な視点で住居を選ぶことが後悔しない選択につながります。
分岐点⑤:親が亡くなる
30代になると、親の体調や老後の問題に直面する人も増えます。
中には突然の介護や看取りが必要になるケースもあり、精神的・経済的な負担を抱えることになります。
急な入院や施設探しで有休を使い切り、仕事に支障が出たという話も珍しくありません。
このような出来事は、キャリアに大きな影響を与える可能性があります。
また、自身の働き方を柔軟にできる体制を整えておくことも、30代のうちにやるべき準備の一つです。
30代が「キャリアにおいて」やるべきこと
30代は、キャリアの分岐点とも言える重要な時期です。
マネジメントや専門性の深化、人生の方向性を見つめ直すタイミングでもあります。
この時期にどんな行動を取るかで、40代・50代の働き方や選択肢が大きく変わってくるのです。
ここでは、キャリアの質を高めるために30代が実践すべき行動指針を紹介します。
①:周りの人に頼る
30代になると「自分ひとりで解決しなければ」という責任感が強くなりがちです。
仕事の難易度が上がるにつれ、一人では解決できない問題も増えていきます。
そんな時こそ、「周りに頼る」という姿勢が重要です。
頼ることは決して「弱さ」ではなく、むしろ信頼関係を築くための手段の一つです。
たとえばプロジェクトで詰まった際に、素直に上司や同僚に相談すれば、解決の糸口が見つかるだけでなく、相手からの信頼も得られます。
頼られる側も「自分が役に立てている」と実感できるため、相互に良い関係が築くことに繋がるのです。
自己完結を目指すのではなく、チームとして成果を出す意識が、30代には求められます。
②:部下や後輩の応援をする
30代になると、後輩や部下ができることも増えてきます。
このとき、自分が若い頃にしてもらって嬉しかった言葉や行動を思い出してみてください。
些細な声かけや応援が、若手のモチベーションや成長意欲に直結するのです。
「よくやってるね」「頑張って」という一言だけでも、後輩は大きく前向きになれます。
また、自分が忙しい中でも時間を割いてアドバイスすることは、周囲からの信頼にもつながります。
30代は「成果を出す人」から「人を育てる人」への転換点です。
後輩を応援し、活躍を後押しする姿勢が、組織全体の雰囲気や自分の評価にも好影響を与えます。
誰かの成功を自分ごとのように喜べる姿勢を持ちましょう。
③:褒める意識を持つ
30代になると「指摘する側」になる場面が増えてきます。
しかし、それ以上に重要なのが「褒める力」です。
人は評価されることで自信を持ち、成長のきっかけをつかみます。
特に職場では、褒められる機会が少ない分、たった一言のポジティブな言葉が相手の心に強く残ります。
たとえば、後輩の作った資料に対して「見やすくて助かったよ」と声をかけるだけで、相手のやる気は大きく変わります。
注意点は、表面的なお世辞ではなく、行動や成果に対して具体的に褒めることです。
そうすることで相手は「きちんと見てくれている」と感じ、信頼関係が深まります。
30代こそ、率先して良い点を見つけ、口に出す習慣を持つことが大切です。
④:まず行動する
知識や経験が増える30代は、どうしても「考えすぎて動けない」状態に陥りがちです。
一方、成果を出す人とそうでない人の差は「すぐ動くかどうか」です。
何か提案したいアイデアが浮かんだとき、完璧に準備してから動く人よりも、まず試してみる人のほうが早くフィードバックを得られ、結果的に改善のスピードも早くなります。
行動には失敗がつきものですが、30代は失敗を経験として蓄積するラストチャンスとも言えます。
頭で考えるだけでは、何も変わりません。
「やってみてから考える」という意識を持つことが、自分の可能性を広げることに繋がるのです。
⑤:多様な価値観を受け入れる
30代になると、ある程度自分の価値観が固まり、自分と違う考えに対して拒否反応を示しやすくなります。
しかし、キャリアを長期的に築くうえで重要なのは「他人との違いを尊重する柔軟性」です。
例えば、若手社員と話してみると、仕事に対する価値観や優先順位が自分と大きく異なることに驚くかもしれません。
その違いこそ、組織やチームにとっての「多様性」という武器になります。
他者の価値観を否定せず、「なぜそう考えるのか?」と興味を持って接することで、自分の視野も広がり、対人関係のストレスも減っていきます。
30代は変化を受け入れ、柔軟に対応する力が求められる世代です。
固定観念に縛られず、多様性を自分の成長材料とする姿勢を持ちましょう。
⑥:出来ない言い訳をやめる
「時間がない」「自分には向いていない」このような言い訳が口癖になっていませんか?
30代になると、責任ある立場を任される一方で、挑戦を避けるための言い訳スキルも磨かれてしまいがちです。
しかし、キャリアを前進させるには、まず「できない理由」ではなく「どうしたらできるか」に思考を切り替える必要があります。
たとえば、プレゼンが苦手でも「誰に相談すれば上達するか」「どの資料を参考にすべきか」と自分の行動に目を向けることが大切です。
言い訳は短期的には自分を守りますが、長期的には成長を妨げるブレーキにしかなりません。
30代は自分の弱さや限界を乗り越える覚悟を持ち、「できることから始める」勇気を持ちましょう。
⑦:周りの人と比較しない
キャリアにおいて、他人との比較ほど無意味なものはありません。
30代は同期との昇進差や年収差が見えやすくなり、「あの人は順調なのに自分は…」と焦りが生じる時期でもあります。
しかし、他人の成功はあくまでその人の「物語」であって、自分の人生とは関係のないものです。
大切なのは、自分が昨日よりも前進しているかどうかです。
たとえば、「去年の自分よりも新しいスキルが身についているか」「苦手な相手とも会話できるようになったか」といった自分軸での成長に目を向けましょう。
人と比べるのではなく、自分と向き合い、自分なりのペースで歩むことが、長期的なキャリアの満足度を高めます。
⑧:高すぎるプライドを捨てる
プライドを持つことは悪いことではありません。
ただし、それが「変化を拒む」「失敗を恐れる」原因となっているなら注意が必要です。
30代はある程度の実績を持っているからこそ、「今さら失敗できない」「人に頭を下げたくない」という気持ちが邪魔をすることがあります。
しかし、時代の変化が激しい今、過去のやり方や成功体験に固執することはむしろリスクになります。
たとえば、新しいツールや技術に対して「よくわからないからやらない」と避けていては、キャリアの選択肢は狭まる一方です。
むしろプライドを捨て、素直に学ぶ姿勢を持つことが、周囲からの信頼と尊敬を生みます。柔らかく、謙虚な30代であることを意識しましょう。
⑨:八方美人でいることをやめる
全員に好かれようとする姿勢は、一見協調的に見えても、自分の信念や軸を失う危険があります。
30代になると、さまざまな立場の人との関わりが増え、全方向に良い顔をしようとするあまり、疲弊してしまう人が少なくありません。
「誰の意見にも反対できず、結果として責任を押し付けられる」といったケースもあります。
大切なのは、自分の価値観や立場を明確にし、「必要なときにノーと言える力」です。
もちろん、対人関係は円滑に保つべきですが、自分を守るラインははっきりと持つことが、長く信頼される人になるためのポイントです。
自分の意見を伝える勇気が、真の人間関係を築く第一歩になります。
⑩:偉そうな振る舞いをしない
役職がついたり、後輩が増えたりすると、無意識のうちに「上から目線」な言動が出やすくなります。
しかし、周囲に本当の意味で信頼される人は、むしろ謙虚な姿勢を貫く人です。
自分が詳しい分野でも「こうすればいいんだよ」と断定するのではなく、「どう思う?」と相手の考えを引き出す姿勢がある人には、自然と後輩もついてきます。
偉そうな態度は、短期的には権威を示せても、長期的には人間関係を壊す原因です。
30代は「影響力」を築くタイミングです。
肩書きや知識に頼るのではなく、相手へのリスペクトと誠実さを持って接することを意識しましょう。
⑪:今いる人と縁を切らない
転職や環境の変化が多くなる30代ですが、「過去の人間関係を切る」のはもったいない行為です。
今のつながりが、思わぬタイミングで次のチャンスにつながることも少なくありません。
前職の同僚が新しい仕事の紹介をしてくれたり、昔の上司が転職先でのサポート役になってくれたりすることもあります。
人間関係は「切る」ものではなく、「育て続ける」ものです。
別れたとしても感謝の気持ちを持ち、定期的に連絡を取る、近況を伝えるなどの行動が、長いキャリアを支える人脈資産になります。
30代は、「今いる人」との関係を丁寧に保ち続けることが、未来への投資になるのです。
⑫:昔話や自慢話をしない
過去の成功体験に固執し、それを何度も語るのは、自分にとっては誇らしい話でも、聞く側にとっては退屈でしかありません。
30代になると、若手からの視線も変わってきます。そのときに「昔は〇〇だった」と過去の話ばかりしていると、「この人は今を見ていない」と評価を下げられるリスクがあります。
大切なのは「今、何をしているか」「これからどうしていくか」を語ることです。
未来志向の話ができる人こそ、周囲にポジティブな影響を与え、信頼を得ることができます。
自慢話は過去にしがみつく態度の表れです。
過去の実績を誇るのではなく、それを超える今の挑戦を語りましょう。
まとめ
本日は、今のキャリアに悩んでいる人に…キャリアにおいて30代がやるべきこと12選を紹介しました。
- ①:周りの人に頼る
- ②:部下や後輩の応援をする
- ③:褒める意識を持つ
- ④:まず行動する
- ⑤:多様な価値観を受け入れる
- ⑥:出来ない言い訳をやめる
- ⑦:周りの人と比較しない
- ⑧:高すぎるプライドを捨てる
- ⑨:八方美人でいることをやめる
- ⑩:偉そうな振る舞いをしない
- ⑪:今いる人と縁を切らない
- ⑫:昔話や自慢話をしない
キャリアを築くうえで、30代は「分岐点」であると同時に、「再設計」のタイミングでもあります。
目に見えるスキルの獲得だけでなく、人との関わり方、思考の癖、行動の選び方といった目に見えにくい部分が、将来の信頼やチャンスを大きく左右します。
どの取り組みも一つずつ意識して実践していくことで、着実に変化は現れます。
今の延長線にある未来を選ぶのではなく、自ら道を切り開いていってください。
以上、タカヒデでした。