仕事の満足度を上げるための5つの要素とは『「いいキャリア」の育て方』からの学び
おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。
本日は、『「いいキャリア」の育て方』から、仕事の満足度を上げるための5つの要素について学びます。
- 今の仕事に満足できない
- 日々の仕事をやりがいもなくこなしている
- 仕事を楽しいと感じることができない
仕事の満足度は成果につながる
「満足度」「やりがい」「楽しい」という思いは、キャリアにおいてとても重要な要素です。
満足度が高ければ、モチベーションにも成果にもつながってきます。
転職をするという選択肢も方法の一つですが、できることであれば「今の職場で満足度を高めるために改善したい」と考えると思います。
そんな時に、ただやみくもに満足度を高める方法を考えるよりも、仕事の満足度を上げる要素を理解している方が効果的です。
ここでは、リチャード・ハックマンとグレッグ・オルダムの「職務特性モデル」を参考に紹介していきます。
仕事の満足度を上げるための5つの要素
では、仕事の満足度を上げるための5つの要素を見ていきます。
- 技能多様性
- タスク完結性
- タスク重要性
- 自律性
- フィードバック
では、それぞれ見ていきます。
技能多様性
1つ目の要素は「技能多様性」です。
単純作業ではなく、多様なスキルを活かせる仕事であるほど満足度が上がりやすいというものです。
ライン作業のような単純作業を繰り返すものよりも、「セールス+マーケティング」「人事+広報」「企画+プレゼンテーション」のように様々なスキルを活かすことができる業務の方が大変でも楽しむことができます。
タスク完結性
2つ目の要素は「タスク完結性」です。
仕事の一部分に関わる業務ではなく、仕事全体について理解できる、関わることができる業務の方が満足度は上がりやすいというものです。
資料作成を任された際、その資料を作成する意図や背景を知らずに作業をしても満足度は上がりにくいです。
一方、資料の目的や仕事の全体像を理解した上で作業を行うことで役割や意義を感じ、満足度を上げることができます。
タスク重要性
3つ目の要素は「タスク重要性」です。
自身の仕事が、社会的に重要で人々の生活に影響を与えることができる仕事は満足度が上がりやすいというものです。
世の中に新しい価値を創造することを志す企業や、それに関する業務を行う社員は、自分たちの仕事に役割や重要性を感じやすくなります。
また、同じ業務を行うにしても、「雑用」だと思って行うのか「会社のためになっている」と意識して行うのかによって満足度が変わってきます。
自律性
4つ目の要素は「自律性」です。
周囲から口出しされるのではなく、自分自身の裁量で自律的に考え、判断し、進められる仕事にやりがいを感じやすいというものです。
中には、「自分で意思決定したくない」「責任を負いたくない」と考える人もいますが、自分で考えて進めていくことは満足度に繋がります。
フィードバック
5つ目の要素は「フィードバック」です。
自分が取り組んだ結果、どのようになったのかが分かりやすいことは満足度に繋がりやすいです。
自身の頑張りの後、どのような結果を生んだのかが分からないとストレスを感じます。
特に大企業となると、ユーザーとの距離が遠くなってしまい、取り組みへのフィードバックを得られにくくなってしまいがちです。
自分が関わったことでどのような成果が上がったかを可視化できるようにしましょう。
まとめ
本日は、『「いいキャリア」の育て方』から、仕事の満足度を上げるための5つの要素について学びました。
- 仕事の満足度はキャリアにおいて重要な要素であり、モチベーションにも成果にもつながる
- 仕事の満足度を上げるための5つの要素
- 技能多様性
多様なスキルを活かせる仕事 - タスク完結性
仕事全体について理解できる、関わることができる仕事 - タスク重要性
社会的に重要で人々の生活に影響を与えることができる仕事 - 自律性
自分自身の裁量で自律的に考え、判断し、進められる仕事 - フィードバック
自分が取り組んだ結果どのようになったのかが分かりやすいこと
- 技能多様性
以上、タカヒデでした。