キャリアに役立つ才能・得意なことを見つける方法『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』からの学び
おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。
本日は、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』から、キャリアに役立つ才能・得意なことを見つける方法について学びます。
- 自分の得意なことが分からない
- 今の仕事が自分に合っていないと感じる
- 人生が楽しくない
得意なこととは
得意なこととは、「成果を出すために使える、無意識な思考・感情・行動パターン」のことです。
- いつも無意識に人の気持ちを考えている
- いつも無意識に思いついたらすぐ行動している
- いつも無意識にどうやって勝つかを考えている
このような、無意識で行っている、頭と心のクセが「得意なこと」となります。
また、得意なことは自然とできてしまうことなので「才能」とも言います
「得意なこと=才能」の特徴としては、
- ストレスがないので夢中になりやすい
- 仕事でなくても普段から自然とやっている
- 他の人に対してなんでこんなことができないの?と思う
などがあります。
「得意なこと」自体は、ただの「クセ」でしかありません。
「クセ」なので良いも悪いもなく、どう認識するかで「長所」にも「短所」にもなります。
(例)
「慎重に作業をすることが得意」⇒長所:ミスをしない、短所:スピードが遅い
短所を無くす努力は苦しいですが、「長所」に着目し、自分を変えるのではなく、「自分を活かす」努力をしましょう。
才能・得意なことを見つける方法
では実際に、才能・得意なことを見つける方法を見ていきます。
- 5つの質問に答え長所を洗い出し
- 長所をまとめて「自分の取り扱い説明書」を作成
では、早速見ていきます
質問①:これまでの人生で充実していた体験は?
1つ目の質問は「これまでの人生で充実していた体験は?」です。
(例)
- 人がたくさんいる場に行くと元気になる
- 一人で本を読んでいることが充実している
やると充実感が得られるのが「得意なこと」で、やると疲労感が募るのが「苦手なこと」となります。
まずは自分がどんな時に楽しいと感じるのか、これまでの経験から振り返りましょう。
ゼロイチで新しいことを始める
…少年野球チーム、草野球チームを一から立ち上げ・仕事のプロジェクトを何もないところから立ち上げた経験は充実感を得られた
質問②:最近イラっとした、もしくは心がザワザワしたのはいつ?
2つ目の質問は「最近イラっとした、もしくは心がザワザワしたのはいつ?」です。
(例)
- なぜ場を回せないのにつまらない話をするのか
- なぜデータ集計作業にいつも誤りがあるのか
人は「なんでこんなこともできないの?」と感じたタイミングにイラっとします。
自分は自然にできることにも関わらず、相手はそれをできないことが原因です。
イラっとしたことの裏返しが「得意なこと=才能」になります。
このイラっとしたタイミングにより、自分がいつも当たり前にやっている「得意なこと」に気づくようにしてみましょう。
時間管理ができないことにイラっとする
…会議時間を守らない、納期を守らない、スケジューリングをしない会社の仲間にイラっとしてしまう
質問③:仲のいい人に「自分の長所は何か?」と聞いてみる
3つ目の質問は、仲のいい人に「自分の長所は何か?」と聞いてみることです。
得意なことは自分にとって当たり前なので、自分自身で気づくのは難しく、一人で質問に答えているだけではなかなか見つかりません。
そのためにも、仲の良い友達や家族に、自分の長所を聞いてみるようにしましょう。
- 効率よく業務をこなすこと
- ロジカルに考えること
質問④:明日仕事を辞めたとして、もっとやりたかったと感じることは?
4つ目の質問は「明日仕事を辞めたとして、もっとやりたかったと感じることは?」です。
今やっている仕事のすべてが楽しいということはほとんどなく、すべてが辛いということもほとんどありません。
どんな仕事にも、楽しい部分と嫌な部分があります。
今、嫌だと思っている仕事の中にも、必ず楽しいと感じる部分があるはずです。
そこにあなたの得意なことが眠っています。
- プロジェクトの説明資料やマニュアルを作成すること
- 売り上げが低迷している要因を分析すること
質問⑤:これまでの人生で成果が出たことは?どうやって成果を出したか?
5つ目の質問は「これまでの人生で成果が出たことは?どうやって成果を出したか?」です。
仕事でつかえる「長所」を見つけるためには、これまでに成果が出たことを振り返る必要があり、最も重要な質問となります。
人に胸を張って自慢できるようなものでなくてもよいので、パッと思い浮かんだ成功体験を出してみましょう。
また「どうやって成果を出したか」の深堀が難しい場合は次の8つの視点をつかってみてください。
- 充実した状態に入る前に何をした?
- その時の環境の特徴は?
- 具体的にどんな行動をとっていた?
- 「3」の行動をとったのはどんな思考から?
- 当時は何を意識していた?
- 何がモチベーションになっていた?
- いつその充実感は終わった?どうすれば継続できた?
- 当時もっとこうすればよかったなと感じていることは?
この8つの視点で考えたら、そこから分かった「長所」をまとめてみましょう
【成果が出たこと】
社内システム導入プロジェクトの達成
【成果の深堀】
- 充実した状態に入る前に何をした?
- システム基礎知識の自己学習
- その時の環境の特徴は?
- プロジェクトに集中できるよう他業務を手放していた
- 優秀なメンバーがいた
- 具体的にどんな行動をとっていた?
- 利用者ニーズに合わせたブラッシュアップ
- 業務時間外も常に業務のことを考えていた
- 「3」の行動をとったのはどんな思考から?
- 喜んでもらえるものを作り上げたい
- なんとしてでもプロジェクトを成功させたい
- 当時は何を意識していた?
- スケジュールを守ること
- 利用者の声を取り入れること
- 何がモチベーションになっていた?
- 進捗を可視化することによる「達成感」
- 人から感謝されることによる「肯定感」
- いつその充実感は終わった?どうすれば継続できた?
- プロジェクトを完成させ効果が出たとき、燃え尽き症候群のような感覚になった
- プロジェクト完成をゴールとするのではなく、その先を見据えることで継続できたかもしれない
- 当時もっとこうすればよかったなと感じていることは?
- 一人で悩むのではなく優秀なメンバーにもっと頼ればよかった
【長所】
- 計画を立てて物事を進める
- 話を聞きニーズを聞き出す
- 目標達成に向け推進できる
長所をまとめて「自分の取扱説明書」を作成
これまでの質問で見つかった長所をまとめ、取扱説明書を作成します。
見つけた長所をすべてまとめ、それぞれを◎・○・△で3段階評価をつけます。
- ◎…充実感があり、成果につながる
- ○…充実感がある
- △…まだ確信を持てていない
この作業によって「◎」をつけたものこそが、長所こそが自分の「才能・得意なこと」です。
- ゼロイチで新しいことを始める(◎)
- 時間管理、スケジュール管理ができる(◎)
- 効率的に業務をこなすこと(◎)
- ロジカルに考えること(○)
- プロジェクトの説明資料やマニュアルを作成すること(○)
- 売り上げが低迷している要因を分析すること(○)
- 計画を立てて物事を進める(◎)
- 話を聞きニーズを聞き出す(△)
- 目標達成に向け推進できる(○)
以上の手順で才能・得意なことを見つけてみましょう。
まとめ
本日は、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』から、キャリアに役立つ才能・得意なことを見つける方法について学びました。
- 得意なこととは、「成果を出すために使える、無意識な思考・感情・行動パターン」のこと
- 才能・得意なことを見つける手順
- 手順①:5つの質問に答え長所を洗い出す
- Q1:これまでの人生で充実していた体験は?
- Q2:最近イラっとした、もしくは心がザワザワしたのはいつ?
- Q3:仲のいい人に「自分の長所は何か?」と聞いてみる
- Q4:明日仕事を辞めたとして、もっとやりたかったと感じることは?
- Q5:これまでの人生で成果が出たことは?どうやって成果を出したか?
- 手順②:長所をまとめて「自分の取り扱い説明書」を作成
- 手順①:5つの質問に答え長所を洗い出す
以上、タカヒデでした。