キャリアにおいて大事にしたい価値観を見つける方法『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』からの学び
おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。
本日は、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』から、キャリアにおいて大事にしたい価値観を見つける方法について学びます
- 自分のやりたいことが分からない
- このまま生き続けてよいのかモヤモヤしている
- 人生が楽しくない
大事なこととは?
「大事なこと」とは、働き方を決める上で最も重要な「価値観」を表しています。
- 自由に生きたい
- 安心して生きたい
- 熱中して生きたい
などがあります。
大事なことが自分の内側に向くと「人生の目的」が決まり、他人や社会などの外側に向くと「仕事の目的」が決まります。
- 内側(人生の目的):熱中して生きたい
- 外側(仕事の目的):熱中して生きる人を増やしたい
この「仕事の目的」は、他人へ貢献している実感を得ることができ、仕事での大きなモチベーションになります。
どれだけやりたいことをやっていても、価値観と合っていなければ、その働き方は自分に合っていません。
「人生の目的」「仕事の目的」を決めるためにも、「大事なこと」「価値観」を明確にするようにしましょう。
大事なこと・価値観を見つける方法
では実際に「大事なこと」を見つけていきます。
「自分がこう生きていきたい」という自分の人生の目的と、「人にこんな影響与えたい」という仕事の目的、これが1本の先でつながっているときに仕事に夢中になることができます。
その中心になるのは大事なこと、価値観です。
- 質問に答えて、価値観キーワードをリストアップ
- 価値観をマインドマップにまとめる
- 他人軸の価値観を自分軸に転換
- 価値観ランキングを作成
- 仕事の目的を決める
このステップを踏むことで、心にぐっとくる価値観を言語化しましょう。
STEP1:質問に答えて、価値観キーワードをリストアップ
価値観を見つけ出すための5つの質問に答えて、価値観キーワードを見つけ出しましょう。
- Q1:尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは誰?その人のどんなところを尊敬しているか?
(例)ホリエモン…他人に流されるのではなく自分の強い「信念」を持っている、 - Q2:幼いころや思春期にあった、今の自分に一番大きな影響を与えている出来事や経験は何か?
(例)少年野球チームを辞めて1から自分でチームを作ったこと…やらされる野球が楽しくなくなり、「自由」に「楽しく」やるために1からチームを作った - Q3:今の社会に足りないものは何か?
(例)やりがい…「やりがい」もなく、ただ勤務時間が終わるのをまっているだけの会社員が多く感じる - Q4:「自分が人生で何を大事にしてそう?」と周りの人に聞いてみる
(例)効率…「効率」の悪いことは一切やらないしやってくれない、シンプル…モノが少なく、「シンプル」なものを好んでいる - Q5:自分の子供や他人に助言するときに一番伝えたい行動と伝えたくない行動は?
(例)伝えたい⇒自分のやりたいことをやるべき…「本音」、伝えたくない⇒安定を求めなさい…「挑戦」
このように、「信念」「自由」「楽しさ」「やりがい」「効率」「シンプル」「本音」「挑戦」といったキーワードが出てきました。
STEP2:価値観をマインドマップにまとめる
集まった価値観キーワードのうち、似たもの同士をまとめて整理しましょう。
STEP1で見つけたキーワード以外にもあれば挙げていきます。
私の場合、以下の15のキーワードを挙げました。
「信念」「自由」「楽しさ」「やりがい」「効率」「シンプル」「本音」「挑戦」「冒険」「自律」「成長」「独立」「責任」「ありのまま」「ユーモア」
そこから、このキーワードを以下の4つのグループに分類します。
- 【信念】
…「信念」「自由」「本音」「自律」「ありのまま」 - 【シンプル】
…「効率」「シンプル」 - 【成長】
…「挑戦」「冒険」「成長」「独立」「責任」 - 【やりがい】
…「やりがい」「楽しさ」「ユーモア」
この、キーワードをまとめるというステップにより、表面的でない、自分自身の価値観が出来上がります。
STEP3:他人軸の価値観を自分軸に転換
自分でコントロールできない他人軸の価値観を、コントロールできる自分軸の価値観に置き換えます。
- 人から尊敬されたい
- お金を稼いで裕福になりたい
このような価値観は、自分でコントロールできないため、「相手次第」「お客さん次第」です。
そんな価値観を追いかけても不安などのネガティブな感情が強まってしまいます。
そうならないためにも、価値観に対し、「その目的は?」「手に入れたら何がしたい?」と、価値観の先にある自分の手に入れたいものを考えてみましょう。
- 人から尊敬されたい⇒存在を認められたい⇒好奇心に従って生きる
- お金を稼いで裕福になりたい⇒好きな本をたくさん読みたい⇒たくさん学びたい
価値観を自分軸にしたり、必ずしもその価値観が重要ではないことに気づいたりすることができます。
STEP4:価値観ランキングを作成
でてきた価値観をランキング付けしましょう。
その際には「どちらが最終目的なのか?」という観点で考えてみるのが良いです。
【最終目的】
- 信念
- やりがい
- 成長
- シンプル
【土台】
私の場合、「やりがい」をもって「自分らしく生きること」が最終目的であり、その土台として、「シンプルな生活」や「成長」があります。
このように、価値観ランキングをつけることで今自分のどこの価値観が満たされているかが明確になり、今後の人生でどちらの道に進むか迷うことが減ります。
STEP5:仕事の目的を決める
ここまでが自分の人生の目的を見つけてきましたが、最後に価値観ランキングの中から仕事の目的を決めていきます。
- これまでに人に価値を提供しようとした経験を振り返る
- 洗い出した経験のうち「そこでどのような価値を提供しようとしていたのか」を考える
- 出てきたキーワードから一番多く出たものを仕事の目的に定める
(例)私の仕事の目的
- ブログで自身が学んだことを発信(成長・やりがい)
- 仕事で集計ツールを作成し、担当内で展開(効率)
- 面接のエントリーシートの記載例を後輩に共有(効率)
- 運動が好きだが、クラブに入っていない友人に声をかけチームを作成(やりがい)
- 仕事の目的…「やりがい」「効率」
仕事の目的を決めるためにも、まずは自分自身が価値観で満たされる必要があり、自分の心が満ち足りたら周りにもその価値観を広げていくことができます。
どんな価値観を周りに広げていきたいのか、自分の価値観リストから探していきましょう。
以上で、本物の価値観を見つけ出す5つのステップが終了しました。
私の場合、
【人生の目的】
…「信念」「やりがい」「成長」「シンプル」
【仕事の目的】
…「やりがい」「効率」
となりました。
これが、私の人生・仕事において大事なこととなります。
まとめ
本日は、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』から、キャリアにおいて大事にしたい価値観を見つける方法について学びました。
- 「大事なこと」とは、働き方を決める上で最も重要な「価値観」を表している
- 大事なことが自分の内側に向くと「人生の目的」が決まり、他人や社会などの外側に向くと「仕事の目的」が決まる
- 本物の価値観を見つけ出す5つのステップ
- STEP1:質問に答えて、価値観キーワードをリストアップ
- STEP2:価値観をマインドマップにまとめる
- STEP3:他人軸の価値観を自分軸に転換
- STEP4:価値観ランキングを作成
- STEP5:仕事の目的を決める
以上、タカヒデでした。