子育てや介護に!フレックスタイム制度のメリット・デメリット・活用事例を紹介

おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。
本日は、子育てや親の介護のため、仕事との両立に苦労している方に、フレックスタイム制度のメリット・デメリットと効率的な活用事例を紹介します。
- 子育てで仕事を再開することができない
- 親の介護が必要になり悩んでいる
- 時間にとらわれない働き方がしたい

フレックスタイム制度とは

フレックスタイム制度は、勤務時間を柔軟に設定できる仕組みで、総労働時間を満たすことを前提に、日々の始業・終業時間を柔軟に設定できる制度です。
- 通常勤務:9:00~18:00
- フレックスタイム勤務:7:00~16:00
このように勤務時間を少し早めたり、逆に後ろ倒ししたりすることができます。
このフレックスタイムは、主に「コアタイム」と「フレキシブルタイム」に分かれています。
- コアタイム:全員が勤務すべき時間帯(例:10:00〜15:00)
- フレキシブルタイム:自由な時間で働く時間帯(例:7:00〜10:00、15:00〜20:00)
「コアタイム」と「フレキシブルタイム」を合わせて、勤務時間8時間になるように調整することができます。
日本でフレックスタイム制度が注目され始めた背景には、少子高齢化による労働人口の減少や、ライフスタイルの多様化があります。
また、コロナ禍以降に急増したリモートワークの普及によって、「決まった時間に出勤・退勤する」という常識が崩れつつあります。
柔軟な働き方を可能にする制度としてフレックスタイムが今後ますます導入がされていくことが予想されます。
フレックスタイムのメリット
フレックスタイム制度を活用することで、以下のメリットが発生します。
①通勤ストレスの軽減
混雑時間を避けた出勤が可能になるため、心身のストレスが大幅に減少されます。
朝の時間を有効活用できるようになり、出社時のパフォーマンスも向上します。
②育児・介護との両立が可能
保育園の送迎や家族の通院付き添いをしてから出社するなど、個々の家庭事情に合わせてスケジュール調整できます。
③生産性の向上
生産性が高まる時間は人それぞれです。
朝の方が集中できる人もいれば、夜に黙々と作業ができる人もいます。
個人の生活リズムに合わせて仕事時間を選択することで生産性の向上につながります。
フレックスタイムのデメリット
一方、フレックスタイム制度を活用することで、以下のデメリットが発生します。
①自己管理の難しさ
スケジュール調整やタスク管理が難しくなります。
「今日は9時から勤務するが、明日は送迎があるため7時から勤務する」といった形で日々の勤務時間が異なり、自身のスケジュール調整が必要です。
仕事とプライベートの気持ちの切り替えも明確にしなければ働く姿勢に差が出てしまいます。
②チーム間の連携が困難
全員が同じ時間帯に働いているとは限らないため、情報共有の工夫が必要です。
リモートワークをしている状況であれば、相手の顔が見えないため、退勤済の人に仕事の連絡をしてしまうことになりかねません。
また、打合せの時間もフレキシブルタイムに限られてしまうという制限が発生します。
フレックスタイムの効果的な活用事例

①子育てとの両立
■ケース:子供の幼稚園への送り迎え・夕食の準備
■勤務時間:9:00〜16:00、18:00~20:00
- 朝は幼稚園に子供を預けた後に勤務開始
- 夕方は2時間早く退勤し、子供の迎えと夕食の準備
- 夕食後リモートワークで残り2時間の勤務
②通勤ラッシュ回避
■ケース:都内勤務で電車が常に混みあっている
■勤務時間:10:00〜19:00
- 満員電車を避け、ゆとりを持った通勤
- 電車内も混みあっていないため読書を実施
- 通勤前の朝の時間を自己投資に
③介護との両立
■ケース:高齢で介護が必要な親と同居
■勤務時間:10:00〜19:00
- 朝は介護の時間とし、その後業務開始
- 介護要員の有休の消化を抑えられる
- 場合によっては午後も仕事を中断し、介護後に仕事再開
④資格取得との両立
■ケース:高難度資格取得を目指しながら業務
■勤務時間:10:00〜19:00
- 学習効率の良い朝の2〜3時間を勉強タイムに
- 時間を調整し予備校での学習時間も確保
⑤副業との両立
■ケース:本業終了後に副業収入を確保
■勤務時間:7:00〜16:00
- 夕方から副業の勤務や打ち合わせが可能
- フルタイムを続けながらも挑戦可能
このような、フレックスタイム制度を導入している企業を探すのであれば転職サイトがオススメです。
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まとめ
本日は、子育てや親の介護のため、仕事との両立に苦労している方に、フレックスタイム制度のメリット・デメリットと効率的な活用事例を紹介しました。
- フレックスタイム制度は「日々の始業・終業時間を柔軟に設定できる」制度
- フレックスタイムのメリット
- ①通勤ストレスの軽減
- ②育児・介護との両立が可能
- ③生産性の向上
- フレックスタイムの効果的な活用事例
- ①子育てとの両立
- ②通勤ラッシュ回避
- ③介護との両立
- ④資格取得との両立
- ⑤副業との両立
フレックスタイム制度は、「時間に縛られる働き方」から「自分で時間をデザインする働き方」への大きなシフトです。
働き方改革が進む中、自分の生産性や生活リズムに合わせた働き方は、心身の健康だけでなく、キャリアにも好影響をもたらします。
あなたもフレックスタイム制度を最大限に活用し、自分らしく、効率的に働く方法を見つけてみてください。
以上、タカヒデでした。