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判断が早い人遅い人の特徴とは?判断力を上げ、正しく意思決定するためのポイントを紹介

ichiniki

おはようございます。キャリアに悩む30代タカヒデです。

本日は、判断が遅い人に!判断力を上げ、正しく意思決定するためのポイントを紹介します。

こんな人にオススメ
  • 意思決定先を決められず悩んでいる
  • 進学、就職、転職のタイミングを迎えている
  • 日頃から意思決定が苦手
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はじめに

日々の生活や仕事の中で、私たちは無数の「判断」や「意思決定」を繰り返しています。

朝何を食べるかといった小さな選択から、転職や結婚など人生を左右する重大な決断まで、そのひとつひとつが未来を形作っているのです。

この「意思決定」という行為には、「決めるのが早い人」と「いつまでも迷ってしまう人」がいます。

前者は行動を通じてチャンスをつかみ、信頼や成果を手に入れる一方で、後者は機会を逃し、ストレスや後悔を抱えることも少なくありません。

本記事では、判断が早い人と遅い人の特徴を比較しながら、正しい意思決定を行うためのポイントや、判断力を高める具体的な方法について解説します。

「迷いがちな自分を変えたい」「もっと自信を持って決断できるようになりたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも意思決定とは?

意思決定とは、複数の選択肢の中から「自分にとって最も適切だと思う選択」を下すことです。

仕事や日常生活において、私たちは無数の場面でこの意思決定を行っています。

例えば、「今日のランチを何にするか」も立派な意思決定ですし、「転職すべきかどうか」といった人生の岐路に立ったときの選択も同様です。

特に現代は情報過多の時代。何を信じ、どう判断するかは以前にも増して重要性を増しています。

曖昧な基準で選ぶと後悔しやすくなる一方、判断力の高い人は明確な軸を持ち、自信をもって選択を下します。

この差が、成功する人とそうでない人を分ける大きな要因ともいえるのです。

人生は意思決定の連続

私たちの人生は、大小さまざまな意思決定の積み重ねで成り立っています。

特に大きなもので言うと、

  • どの高校に進学するか
  • どの企業に就職するか
  • 誰と付き合い結婚するか
  • どこに住居を構えるか

など、すべてが選択の結果であり、一つひとつの決断が未来の方向を変えていくのです。

選択を先延ばしにしたり、流されてしまう人は、やがて自分の望まない方向に人生が進んでしまうこともあります。

一方、意思決定を主体的に行える人は、環境に左右されず自分の人生をコントロールできるという自信を育てることができます。

成功している人ほど「判断力」が洗練されており、迷う時間を減らして行動に移すスピードが早いのです。

つまり、人生を充実させるためには「決める力」が必要不可欠なのです。

判断が早い人の特徴とは?

判断が早い人は、単に「早い」というだけではありません。

彼らは情報収集力や優先順位の明確さ、自信、そして行動力を兼ね備えています。

では、具体的に決断が早い人とはどのような人なのでしょうか?

まずはその特徴を見ていきます。

早い人の特徴①:70点でもまず行動する

判断が早い人は「完璧になるのを待たない」という特徴があります。

つまり、100点を目指して準備を整えてから動くのではなく、「70点くらいの納得感があれば、まず動く」という姿勢です。

たとえば転職を検討している人が、すべての条件が整う企業を探すのに時間をかけすぎると、好機を逃す可能性があります。

一方、70点の企業でも「自分の価値観に合っている」と判断すれば応募し、面接などを通して実際に確かめながら判断を精度化していく人もいます。

こうした「行動しながら考える」スタンスは、意思決定のスピードと質を高めるポイントです。

また、行動することで情報がリアルに集まり、自分の判断軸もブラッシュアップされていくのです。

「まずやってみる」は判断力向上の第一歩といえるでしょう。

早い人の特徴②:状況に応じて柔軟に変化できる

判断力が高い人ほど「柔軟性」を持ち合わせています。

計画を立てたとしても、その通りにいかないことは多々あります。

かたくなに最初の計画を貫こうとする人は、変化に弱く、結果的にチャンスを逃してしまうことがあります。

一方、判断が早く、かつ正確な人は「状況の変化」に敏感です。

たとえば営業戦略を立てていたが、途中で顧客ニーズが変化したと感じた場合、即座にアプローチ方法を変えられる人は成果も出しやすいものです。

これは「自分の判断が絶対正しい」という思い込みを手放しているからこそできることになります。

柔軟に判断を修正することは「優柔不断」ではなく、「適応力」と「現実認識力」に基づく行動です。

変化を味方につける力こそ、今の時代に必要とされる判断力の本質と言えるでしょう。

早い人の特徴③:目標や目的がはっきりしている

判断が早い人の多くは、「自分が何を目指しているのか」が明確です。

つまり、意思決定の前提となる「判断基準」がぶれていません。

目的がはっきりしていれば、それに照らして「必要か不要か」を素早く見極められます。

たとえば副業を始めようとしている人が「将来独立を目指している」という明確な目的があると、受ける案件や学ぶ分野も自然と絞られていくものです。

逆に、目的があいまいなまま判断しようとすると、どれを選べばいいかわからなくなり、時間ばかりが過ぎてしまいます。

目標が明確であることは、自信を持って決断する支えです。

判断力を高めたいのであれば、まずは自分の目指す方向を明らかにすることが重要なポイントになってきます。

早い人の特徴④:他人の評価より自分の軸重視している

判断が早い人は「自分の価値観・信念」を判断の基準にしており、周囲の評価に必要以上に振り回されません。

これは自己肯定感が高く、自分の考えや決断に責任を持つという姿勢の表れでもあります。

たとえば、転職を考えているが「親に反対されそう」といった周囲の評価を気にしてしまう人は少なくありません。

しかし、判断力が高い人は「自分がどうしたいか」「その判断が自分の人生にどう影響するか」を優先して考えます。

もちろん他人の意見を無視するわけではありませんが、「最終判断は自分が下すべきもの」と認識しているのです。

他人軸ではなく自分軸で判断することは、後悔しない意思決定を行ううえで非常に重要な視点になるのです。

判断が遅い人の特徴とは?

では、一方で判断が遅い人の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか?

判断が遅いこと自体が悪いわけではありませんが、現代のようにスピード感が求められる時代においては、決断が遅いことで機会損失を被るリスクが高まります。

続けて、その特徴を見ていきます。

遅い人の特徴①:常に完璧を目指してしまう

判断が遅い人によく見られるのが、完璧を求めすぎる姿勢です。

「最善の選択をしなければ」と思うあまり、すべての情報を集めてからでないと動けないという心理状態に陥ります。

たとえば、プレゼン資料の作成において、「もっと良い構成があるかも」「言い回しが不十分かも」と何度も見直し、締切直前になっても完成しないというケースが典型的なパターンです。

完璧主義は、自己基準が高いことの裏返しではありますが、現実には100点満点の判断など存在しません。

判断が早い人は70点でも行動を開始しますが、完璧を求める人はその70点を「失敗」と見なし、結果として動けなくなるのです。

完璧を目指すよりも「ベターな選択で一歩を踏み出す」意識を持つようにしましょう。

遅い人の特徴②:一度決めたことを変えられない

一度下した判断を変えられないことも、判断力の柔軟性を損なう要因です。

このタイプの人は「前言撤回は恥ずかしい」「変更すると信頼を失う」といった思い込みを抱いていることが多いです。

しかし、社会や状況は常に変化しているため、柔軟に対応する力こそが、むしろ高い判断力といえます。

本来であれば状況が変わった時点で方向転換することが最善の選択であるにもかかわらず、過去の自分の決断に縛られてしまうのです。

判断を変更することは「失敗」ではなく「学び」や「進化」であると捉えることが、柔軟な意思決定力を育てることに繋がります。

遅い人の特徴③:慎重になりすぎてしまう

慎重であることは一見すると良い性格特性に見えますが、それが過度になると「考えすぎて動けない」という状態に陥ります。

たとえばプライベートの旅行計画を立てるとき、「天気は?」「混雑具合は?」「予算は?」「何かトラブルが起きたら?」と不安要素を考えすぎて、結局予約できずに終わってしまうということがあります。

これは「失敗したくない」という気持ちが強すぎるあまり、「選ばないことが一番安全」と無意識に思ってしまうからです。

しかし、慎重さにより選ばないという判断を続けていれば、時間もチャンスも逃してしまいます。

リスクを恐れて慎重になるのではなく、「リスクを受け入れて前に進む」意識が必要です。

適切なタイミングで踏み出すことを考えましょう。

遅い人の特徴④:他人の評価を気にしすぎてしまう

判断が遅くなる大きな要因の一つが、「他人からどう見られるか」を気にしすぎることです。

たとえば会議で何かを発言しようとしても、「否定されたら嫌だな」「変に思われないかな」といった思考が先行し、結局発言を見送ってしまうような経験はないでしょうか。

他人の評価に過剰に意識を向けすぎると、自分の本音や判断基準が見えなくなってしまいます。

「上司はどう思うだろう」「同僚に迷惑がかからないか」と気を遣いすぎると、自分の意志で決めることが難しくなります。

もちろん、まったく他人の意見を無視するのも問題ですが、大切なのは「最終的に決めるのは自分」という意識を持つことです。

他人軸から自分軸への切り替えが、判断のスピードと確信度を高めてくれます。

意思決定や判断を早くすることのメリットとは?

これまでの内容で意思決定や判断が早いことにはメリットがあるということを理解いただけたかと思います。

ここではそのメリットをより具体的に解説していきます。

メリット①:チャンスを逃さない

判断が早い人は「一歩先に動ける人」です。

ビジネスの世界で、商談やプロジェクトへ参加するチャンスは素早い判断が求められます。

この決断が遅れることでチャンスが他者に奪われることもあります。

「検討します」と保留しているうちに、気づけば他の人に取られてしまっていた…という経験を持つ人もいるほどです。

スピード感のある判断は、より多くの経験値を積むことにもつながり、さらなる判断力の強化にもなります。

素早く決断できることは、成功を引き寄せる一つの武器なのです。

メリット②:無駄な手間を省き作業が効率化される

判断が早い人は、悩む時間を最小限にとどめ、次の行動に早く移ることができます。

これは業務効率の向上にも直結します。

たとえば、会議で何を提案するか迷い続けるより、ある程度の方向性を決めて発言し、議論を進めるほうが時間も短縮され、結論にも早く到達できます。

また、優柔不断な状態では何度も同じことを考え直したり、他人に相談しては迷い、手戻りが発生してしまいます。

判断が早ければ次の作業や準備にもスムーズに取りかかれるため、トータルの作業時間が圧倒的に短くなります。

これは個人のタスク処理だけでなく、チーム全体の動きにも良い影響を与えます。

つまり、判断力のスピードは「成果を出すための時間」を最大限有効に使える力でもあるのです。

メリット③:周囲の信頼を獲得できる

意思決定が早い人は「頼れる人」「判断力のある人」として、周囲からの信頼を得やすくなります。

たとえば、部下から相談された際にすぐに明確な答えを返せる人は、「この人は状況を把握できている」と感じてもらえます。

一方、判断を保留したり、曖昧な返答が続くと、リーダーシップや責任感に不安を抱かせてしまうこともあります。

信頼とは、能力だけでなく「決断できる姿勢」からも生まれるものです。

特にマネジメント職やリーダーとしての資質を問われる場面では、判断のスピードがそのまま信頼の証になります。

判断力は自分の価値を高めるスキルであり、信頼を築くための最も効果的な手段の一つなのです。

正しく意思決定するためのポイントとは?

ここまで意思決定が早い人・遅い人の特徴やメリットを紹介してきました。

最期に、具体的に正しく意思決定するためのポイントを紹介します。

それぞれは独立したテクニックでありながら、併用することで判断の質が飛躍的に向上します。

ぜひ参考にしていただき、意思決定の質とスピードを向上させてください。

ポイント①:選択肢を増やす

正しい判断をするためには、「十分な選択肢」があることが必要です。

選択肢がたった2つしかない状態では、どちらも最適ではない可能性がある一方、選択肢が増えれば最適解を見つける可能性が高まります。

たとえば、「転職するか、今の会社に残るか」の二択ではなく、「社内異動を検討する」「副業を始めて様子を見る」「半年後を目安に転職活動を本格化する」など、選択肢を意識的に広げることで、自分に合った柔軟な判断が可能になります。

視野が狭くなると、不本意な決断をせざるを得なくなり、後悔を生みやすくなります。

情報収集を通じて選択肢を増やす努力をすることで、視野も広がり、より納得度の高い意思決定へとつながるのです。

多角的に可能性を探ることは、正確な判断を下す土台になります。

ポイント②:選択基準を定める

判断に迷いやすい人は「選択基準」が曖昧なことが多いです。

基準がないまま比較をすると、何を優先すべきか分からなくなり、結論が出せなくなってしまいます。

たとえば転職先を探すとき、「年収」「勤務地」「社風」「成長機会」など、何を重視するかを明確にしておくことで、迷いが格段に減ります。

優先順位をつけておけば、「年収はやや下がるが社風が合っている」といったようにトレードオフの判断も冷静にできるようになります。

選択基準は、価値観やライフスタイル、将来の目標によって人それぞれ異なります。

だからこそ、「自分にとって何が大切か?」を言語化し、それに沿って選ぶ姿勢が、正しく納得できる意思決定を支えるのです。

ポイント③:意思決定マトリクスを活用する

論理的な意思決定をする上で有効なのが「意思決定マトリクス」の活用です。

これは選択肢ごとに複数の評価項目を設け、点数や重みづけで比較する方法です。

■意思決定マトリクス(例)

年収業務内容通勤時間福利厚生
A社3512
B社5434
C社2435

たとえば転職先を比較する際、「年収」「業務内容」「通勤時間」「福利厚生」などを5段階評価し、合計点を出すことで客観的に判断できます。

この手法は感情に流されがちな場面でも、冷静な視点を保つのに役立ちます。

もちろん数値化だけで全てを決めるわけではありませんが、自分の中での優先順位や納得感を整理するツールとして非常に効果的です。

とくに複雑な判断が求められる場面や、主観と客観のバランスを取りたいときに、このフレームワークは重宝されるものとなります。

ポイント④:情報が不足していないか疑ってみる

判断ミスの多くは「情報不足」から生じます。

決断を下す前に、「自分は本当に必要な情報を集めきったか?」と問い直してみることが重要です。

仕事の意思決定でも同じで、関係者の意見を聞き逃していたり、市場の変化を見落としていたりすると、後になって「こんなはずでは…」と後悔する原因になります。

時間が限られる中であっても、情報の質と量の両方を意識し、「自分が判断するにはまだ足りていないのでは?」という視点を常に持つことが、正しい意思決定につながります。

ポイント⑤:認知バイアスにとらわれていないか疑ってみる

人は無意識のうちに偏った判断をしてしまう「認知バイアス」に陥りがちです。

たとえば転職先AとBで迷っている際に、最初に見たB社の高年収に目がいきすぎて、本質的な仕事の内容や職場環境を冷静に見られなくなることがあります。

こうしたバイアスは、合理的な判断を妨げる大きな要因です。

意思決定の際は「これは事実に基づいた判断か?感情や過去の印象に流されていないか?」と自問してみましょう。

自分の認知のクセに気づき、それを修正する意識が、より正確で納得できる判断へと導いてくれます。

ポイント⑥:決断したものに覚悟を決める

選んだ選択肢に対して「覚悟を持つ」ことは、正しい意思決定を定着させるために欠かせません。

どれだけ熟慮した判断であっても、実行後に不安や迷いが出てくることはよくあります。

しかし、何度も決断を見直すことで自信が揺らぎ、エネルギーを無駄に消耗してしまいます。

たとえば新しい部署に異動した際、「前の部署の方が良かったかも…」と考え続けていると、目の前の仕事に集中できず、結果的にパフォーマンスも下がってしまいます。

大切なのは、決断の「正しさ」ではなく、それを「どう活かすか」という覚悟と行動力です。

一度決めたことには責任を持ち、前向きに進んでいくことで、判断が実を結び、自分の選択に自信が持てるようになります。

ポイント⑦:選んだ意思決定を正解にしていく努力をする

どんなに慎重に判断しても、未来のことは誰にも分かりません。

だからこそ、選んだ道を「正解にしていく」という姿勢が大切です。

たとえば転職してみた職場が思っていたよりもハードだったとしても、自分のスキルを磨き、人間関係を築き、やりがいを見出していくことで、その選択は価値あるものに変わっていきます。

逆に「この選択は間違っていた」と後悔するだけでは、得られるものは少なくなってしまいます。

意思決定の本質は「選ぶこと」ではなく、「選んだ後に何をするか」です。

結果を受け入れ、より良くしていく行動こそが、その選択を正解に変えていきましょう。

まとめ

本日は、判断力を上げ、正しく意思決定するためのポイントを紹介しました。

正しく意思決定するためのポイント
  • ポイント①:選択肢を増やす
  • ポイント②:選択基準を定める
  • ポイント③:意思決定マトリクスを活用する
  • ポイント④:情報が不足していないか疑ってみる
  • ポイント⑤:認知バイアスにとらわれていないか疑ってみる
  • ポイント⑥:決断したものに覚悟を決める
  • ポイント⑦:選んだ意思決定を正解にしていく努力をする

意思決定の早さと正確さは、人生の質を左右する大きな要素です。

この判断力は後天的に鍛えることが可能です。

自分の人生をより良いモノにするために、ぜひ意思決定の質とスピードを向上させてください。

以上、タカヒデでした。

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ABOUT ME
タカヒデ
タカヒデ
キャリアに悩む30代
大手通信会社で働く34歳サラリーマン
25歳ごろからサラリーマンとしての働き方に不満があり、投資や副業に挑戦
その中で手に入れた知識を同じようにキャリアに悩む人に共有していきます

現在は「将来起業をすること」を目標に仕事の合間を縫って挑戦中
・X:@takahide_san
・ポッドキャスト:キャリアに悩む30代-タカヒデラジオ(Sptify・Apple Podcast・Amazon Musicで配信中 )
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